「養護教諭/神経系/検査⑤:反射」の版間の差分
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錐体路障害、末梢神経障害により減弱・消失します。<br> | 錐体路障害、末梢神経障害により減弱・消失します。<br> | ||
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'''◆病的反射'''<br> | '''◆病的反射'''<br> |
2020年6月23日 (火) 19:48時点における最新版
反射は刺激に対する不随意の反応のことを言います。
適度に観察されるべき生理的反射と正常では出現しない病的反射があります。
反射は筋緊張が高まると出にくくなるため、子どもに無理な力が入らないような肢位で行いましょう。
そのためには、養護教諭は子どもの四肢を持たないようにすることが大切です。
検査の際には、反射による筋収縮が観察できないため、検査する四肢は服に覆われないようにしましょう。
◆生理的反射
①腱反射
骨格筋の腱を叩打して誘発される反射です。
反射の誘発には主に打腱器が用いられます。
反射中枢より上の障害で亢進し、下の障害で減弱・消失します。
【打腱器の使い方】
【動画】打腱器の使い方:↑【動画】打腱器の使い方
【動画】上腕二頭筋腱反射:↑【動画】上腕二頭筋腱反射
【動画】上腕三頭筋腱反射:↑【動画】上腕三頭筋腱反射
【動画】膝蓋腱反射:↑【動画】膝蓋腱反射
【動画】アキレス腱反射:↑【動画】アキレス腱反射
②表在反射
皮膚および粘膜を刺激することで誘発される反射です。
錐体路障害、末梢神経障害により減弱・消失します。
【動画】睫毛反射:↑【動画】睫毛反射
◆病的反射
正常では出現しない反射です。
上位運動ニューロン障害により誘発されます。
【動画】バビンスキー徴候:↑【動画】バビンスキー徴候
【動画】トレムナー反射:↑【動画】トレムナー反射
Challenge Quiz
反射には、適度に観察されるべき生理的反射と正常では検出されない病的反射がある。 ○ ✕
反射は筋緊張が高まると出にくくなるため、無理な力が入らないような肢位で検査する必要がある。 ○ ✕
上腕三頭筋腱反射では、柱頭より5cm程度上にある上腕三頭筋腱を直接打腱器で叩く。 ○ ✕
足の裏の外側を踵から小指の付け根付近まで擦ったとき、母趾が背屈し他の足趾が扇のように開く場合は、バビンスキー徴候陽性である。 ○ ✕
トレムナー反射が両側で陽性の場合は、必ずしも病的ではない。 ○ ✕