「養護教諭/頭/問診①:現病歴」の版間の差分
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2020年2月12日 (水) 19:07時点における版
《現病歴の問診》
以下の項目を確認しましょう。
★1一次性頭痛
明らかな基礎疾患のない慢性の頭痛(いわゆる頭痛持ちの頭痛)
頭蓋内に明らかな異常がないにもかかわらず起こる頭痛。頭痛持ちと呼ばれる人の大半はこのタイプである。
★2二次性頭痛
頭頸部に原因疾患がある頭痛
くも膜下出血や脳腫瘍などの生命に関わる可能性がある頭痛も含まれている。
★3もやもや病(ウィリス動脈輪閉塞症)
脳血管の終末部が細くなり、脳の血液不足が起こりやすくなる病気。
典型的な症状として、一時的な手足の麻痺、言葉が話せなくなったり、ろれつがまわらなくなるといった言語障害がある。
子どもの場合、息がきれるような運動が引き金となって症状がでることがある。
症状が一時的に起こり回復することがあるため、医療機関への受診が遅れることもあるので注意が必要である。
脳卒中の予防のためには手術治療が効果的であり、特に小児の場合では、症状がしばしば出現する場合、激しい運動、楽器などの演奏は控え、なるべく早期に手術治療を行うことを主治医と相談すべきである。
Challenge Quiz
1.
頭痛ありの場合、頭痛の性質、発症様式、持続時間、誘因を確認する。 ○ ✕
2.
頭痛は一次性頭痛と二次性頭痛に大別される。 ○ ✕
3.
一次性頭痛は生命に関わる可能性がある頭痛も含まれる。 ○ ✕