「呼吸/呼吸疾患/肺炎」の版間の差分
編集の要約なし |
編集の要約なし |
||
1行目: | 1行目: | ||
[[メディア: | [[メディア:pneumoniaO2.mp4|動画と音声での説明]] | ||
[[ファイル:03687.jpg|left|400px]] | [[ファイル:03687.jpg|left|400px]] | ||
肺炎などにより、呼吸の酸素濃度上昇への促進作用が下がってしまったとしましょう。これにより、酸素濃度も80mmHgなどに低下してしまいます。「結果」が少ない場合、負のフィードバックでは、結果を促進する原因を多くします。そのため、呼吸が増大します。しかし、肺炎の主病態により酸素濃度上昇への促進作用が下がってしまっているため、呼吸を増大させても、低すぎる酸素濃度は少しは上昇しますが、セットポイントに戻りません。これはうれしくありません。 | 肺炎などにより、呼吸の酸素濃度上昇への促進作用が下がってしまったとしましょう。これにより、酸素濃度も80mmHgなどに低下してしまいます。「結果」が少ない場合、負のフィードバックでは、結果を促進する原因を多くします。そのため、呼吸が増大します。しかし、肺炎の主病態により酸素濃度上昇への促進作用が下がってしまっているため、呼吸を増大させても、低すぎる酸素濃度は少しは上昇しますが、セットポイントに戻りません。これはうれしくありません。 | ||
<br style="clear:both;" /> | <br style="clear:both;" /> | ||
[[メディア: | [[メディア:pneumoniaCO2.mp4|動画と音声での説明]] | ||
[[ファイル:03687.jpg|left|400px]] | [[ファイル:03687.jpg|left|400px]] | ||
肺炎などにより、呼吸の二酸化炭素濃度低下への促進作用が下がってしまったとしましょう。これにより、二酸化炭素濃度も45mmHgなどに上昇してしまいます。「結果」が少ない場合、負のフィードバックでは、結果を促進する原因を多くします。そのため、呼吸が増大します。しかし、肺炎の主病態により二酸化炭素濃度低下への促進作用が下がってしまっているため、呼吸を増大させても、高すぎる二酸化炭素濃度は少しは低下しますが、セットポイントに戻りません。これはうれしくありません。 | 肺炎などにより、呼吸の二酸化炭素濃度低下への促進作用が下がってしまったとしましょう。これにより、二酸化炭素濃度も45mmHgなどに上昇してしまいます。「結果」が少ない場合、負のフィードバックでは、結果を促進する原因を多くします。そのため、呼吸が増大します。しかし、肺炎の主病態により二酸化炭素濃度低下への促進作用が下がってしまっているため、呼吸を増大させても、高すぎる二酸化炭素濃度は少しは低下しますが、セットポイントに戻りません。これはうれしくありません。 | ||
<br style="clear:both;" /> | <br style="clear:both;" /> | ||
[[メディア: | [[メディア:pneumoniapH.mp4|動画と音声での説明]] | ||
[[ファイル:03687.jpg|left|400px]] | [[ファイル:03687.jpg|left|400px]] | ||
肺炎などにより、呼吸のpH上昇への促進作用が下がってしまったとしましょう。そのため、pHも7.3などに低下してしまいます。「結果」が少ない場合、負のフィードバックでは、結果を促進する原因を多くします。そのため、呼吸が増大します。しかし、肺炎の主病態によりpH上昇への促進作用が下がってしまっているため、呼吸を増大させても、低すぎるpHは少しは上昇しますが、セットポイントに戻りません。これはうれしくありません。 | 肺炎などにより、呼吸のpH上昇への促進作用が下がってしまったとしましょう。そのため、pHも7.3などに低下してしまいます。「結果」が少ない場合、負のフィードバックでは、結果を促進する原因を多くします。そのため、呼吸が増大します。しかし、肺炎の主病態によりpH上昇への促進作用が下がってしまっているため、呼吸を増大させても、低すぎるpHは少しは上昇しますが、セットポイントに戻りません。これはうれしくありません。 |
2017年5月31日 (水) 16:42時点における版
肺炎などにより、呼吸の酸素濃度上昇への促進作用が下がってしまったとしましょう。これにより、酸素濃度も80mmHgなどに低下してしまいます。「結果」が少ない場合、負のフィードバックでは、結果を促進する原因を多くします。そのため、呼吸が増大します。しかし、肺炎の主病態により酸素濃度上昇への促進作用が下がってしまっているため、呼吸を増大させても、低すぎる酸素濃度は少しは上昇しますが、セットポイントに戻りません。これはうれしくありません。
動画と音声での説明
肺炎などにより、呼吸の二酸化炭素濃度低下への促進作用が下がってしまったとしましょう。これにより、二酸化炭素濃度も45mmHgなどに上昇してしまいます。「結果」が少ない場合、負のフィードバックでは、結果を促進する原因を多くします。そのため、呼吸が増大します。しかし、肺炎の主病態により二酸化炭素濃度低下への促進作用が下がってしまっているため、呼吸を増大させても、高すぎる二酸化炭素濃度は少しは低下しますが、セットポイントに戻りません。これはうれしくありません。
動画と音声での説明
肺炎などにより、呼吸のpH上昇への促進作用が下がってしまったとしましょう。そのため、pHも7.3などに低下してしまいます。「結果」が少ない場合、負のフィードバックでは、結果を促進する原因を多くします。そのため、呼吸が増大します。しかし、肺炎の主病態によりpH上昇への促進作用が下がってしまっているため、呼吸を増大させても、低すぎるpHは少しは上昇しますが、セットポイントに戻りません。これはうれしくありません。
パンクなどの故障により、エンジン回転のスピードへの促進作用が下がってしまっているのに似ています。
Challenge Quiz
肺炎では、呼吸(外呼吸、換気)は 亢進 低下 している。
肺炎では、血液の酸素濃度は 上昇 低下 している。
肺炎では、血液の二酸化炭素濃度は 上昇 低下 している。
肺炎では、血液のpHは 上昇 低下 している。
肺炎の主病態は、 呼吸(外呼吸、換気) 呼吸の血液への(酸素濃度の上昇、二酸化炭素濃度の低下、pHの上昇)作用 の、 亢進 低下 である。