「電解質と体液/pH調節関連の用語定義/酸性物質の分類-1-」の版間の差分
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酸性物質の分類には数種類があります。 | |||
<strong>主な排出経路による分類</strong> | |||
<b>揮発性酸</b> | |||
肺から気体で排出される酸性物質、すなわちCO<sub>2</sub> | |||
CO<sub>2</sub>は生体内では、重炭酸緩衝系のためにH<sub>2</sub>CO<sub>3</sub>を生成し、H<sup>+</sup>を解離し得るので、広い意味で「酸性物質」である。 | CO<sub>2</sub>は生体内では、重炭酸緩衝系のためにH<sub>2</sub>CO<sub>3</sub>を生成し、H<sup>+</sup>を解離し得るので、広い意味で「酸性物質」である。 | ||
<b>不揮発性酸</b> | |||
腎臓から排泄される酸性物質の総称。 | |||
揮発性でない、すなわち、気体ではなく液体で排出される酸性物質であり、腎臓が尿中へ排泄しています。「糸球体からろ過される不揮発性酸」と「尿細管からろ過される不揮発性酸」とに分類されます。 | 揮発性でない、すなわち、気体ではなく液体で排出される酸性物質であり、腎臓が尿中へ排泄しています。「糸球体からろ過される不揮発性酸」と「尿細管からろ過される不揮発性酸」とに分類されます。 | ||
2015年7月6日 (月) 16:31時点における版
酸性物質の分類には数種類があります。
主な排出経路による分類
揮発性酸 肺から気体で排出される酸性物質、すなわちCO2
CO2は生体内では、重炭酸緩衝系のためにH2CO3を生成し、H+を解離し得るので、広い意味で「酸性物質」である。
不揮発性酸 腎臓から排泄される酸性物質の総称。
揮発性でない、すなわち、気体ではなく液体で排出される酸性物質であり、腎臓が尿中へ排泄しています。「糸球体からろ過される不揮発性酸」と「尿細管からろ過される不揮発性酸」とに分類されます。
Challenge Quiz
1.
揮発性酸とは、 腎臓 肺 が主な排出経路である酸性物質である。
2.
不揮発性酸とは、 腎臓 肺 が主な排出経路である酸性物質である。
3.
二酸化炭素(CO2)は、 揮発性酸 不揮発性酸 である。