「神経系/総論/膜電位の変化/挫滅症候群/高K血症の心筋への影響」の版間の差分
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2014年10月13日 (月) 22:22時点における版
POINT!
筋肉が挫滅すると、カリウム( K+)が放出され、血中で上昇します。 チャンネル経由のカリウム( K+)の拡散は減少し、 静止膜電位は減少し、不整脈が出現する。 |
動画と音声での説明: Flash形式(Win, Mac) / MP4形式(iPad)
細胞内カリウム( K+)の高値と細胞外カリウム( K+)の低値とにより、 細胞内外のカリウムの濃度差が生じ、これにより、チャンネル経由のカリウム( K+)の拡散が促進されます。
拡散が多いほど、細胞内の静止膜(陰性)電位が増大します。また、細胞内の静止膜電位が大きいほど、細胞は安定します。
地震で建物が崩壊し足が圧迫されるなどの場合、筋肉は挫滅し、カリウム( K+)が放出され、血中で上昇します。高カリウム血症では、細胞外カリウム( K+)が低値でなくなり、カリウムの細胞外と細胞内との差が減少します。
チャンネル経由のカリウム( K+)の拡散は減少し、 静止膜電位は減少します。これにより、心筋細胞の安定性も低下し、不整脈が出現します。
Challenge Quiz
1.
筋肉が挫滅した場合、血中のカリウム( K+)が 上昇. 低下 し、心筋細胞では、チャンネル経由のカリウム( K+)の拡散は 減少. 増加 し、静止膜電位は 減少. 増加 する。これにより、心筋細胞の安定性も 上昇.低下 し、不整脈が出現する。