「内分泌系/下垂体前葉ホルモン、その1/甲状腺ホルモン/位置づけ」の版間の差分
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2013年4月11日 (木) 21:26時点における版
甲状腺は、咽頭の下の気管の外側に付着している、約20gの内分泌腺である。甲状腺から分泌されるホルモンは、次の3種類がある。
(1) サイロキシン (T4)
(2) トリヨードサイロニン (T3)
(3) カルシトニン
一般に、「甲状腺ホルモン」とは、サイロキシンとトリヨードサイロニンを意味し、カルシトニンは甲状腺から分泌されるが、「甲状腺ホルモン」とはよばれない。
甲状腺ホルモン(T3, T4)の生成、内分泌は、下垂体前葉から生成、内分泌される甲状腺刺激ホルモン(TSH)に依存しています。しかし、甲状腺刺激ホルモン(TSH)は、カルシトニンの生成、内分泌にはあまり作用をおよぼしません。カルシトニンの生成、内分泌は、血中のカルシウム濃度、すなわち、カルシトニンのホルモン作用により調節されています。甲状腺ホルモン(T3, T4)は「濃度重視型調節」、カルシトニンは「作用重視型調節」を受けています。
Challenge Quiz
カルシトニンの作用(血中カルシウム濃度の低下)が多くなると、甲状腺刺激ホルモン(TSH) 分泌は 負のフィードバックで低下する. 負のフィードバックで亢進する.血中カルシウム濃度からの負のフィードバックを受けていないのであまり変わらない 。
甲状腺刺激ホルモン(TSH)は、甲状腺からの *甲状腺ホルモン. カルシトニン の分泌を亢進する。
代謝が亢進すると、甲状腺ホルモンの分泌は 負のフィードバックで低下する.代謝からの負のフィードバックを受けていないのであまり変わらない. 負のフィードバックで亢進する 。
(カルシトニンを含まない狭義の)甲状腺ホルモンは 「ホルモン濃度重視」. 「ホルモン作用重視」 型の負のフィードバックで分泌が調節されている。
カルシトニンは 「ホルモン濃度重視」.「ホルモン作用重視」 型の負のフィードバックで分泌が調節されている。