「呼吸周期 / 胸腔内圧」の版間の差分
ナビゲーションに移動
検索に移動
編集の要約なし |
編集の要約なし |
||
26行目: | 26行目: | ||
胸壁と肺の関係はこれに似ています。下のスライドガラスが肺です。取っ手のついた上のスライドガラスが胸壁です。両者の間の(図示していない)水で両者は密着しているのです。肺は内向きの弾性力で縮小しようとしており(肺の中の輪ゴムが軽ーく引っ張られていることに注目!)、肺と胸壁との間の胸腔内圧は陰圧(先端が肺と胸壁との間にある青い圧力計が肺側で、開放されて大気圧を示す外側と比べて、上がっていることに注目!)で、肺を広げようとしているのです。 | 胸壁と肺の関係はこれに似ています。下のスライドガラスが肺です。取っ手のついた上のスライドガラスが胸壁です。両者の間の(図示していない)水で両者は密着しているのです。肺は内向きの弾性力で縮小しようとしており(肺の中の輪ゴムが軽ーく引っ張られていることに注目!)、肺と胸壁との間の胸腔内圧は陰圧(先端が肺と胸壁との間にある青い圧力計が肺側で、開放されて大気圧を示す外側と比べて、上がっていることに注目!)で、肺を広げようとしているのです。 | ||
[[ファイル:00856.gif|alt=00856.gif|none| | [[ファイル:00856.gif|alt=00856.gif|none|250px]] | ||
2013年4月3日 (水) 19:08時点における最新版
POINT!
胸壁と肺とは水で密着している。肺の内向きの弾性力のために、肺と胸壁との間の圧は陰圧である。 |
動画と音声での説明 (MS powerpoint file,ブラウザーの「戻る」でこの画面に戻ります)
2枚のスライドガラスの間に水があり、上のスライドガラスに取っ手がついているとしましょう(以下の図)
2枚を密着させてから上のスライドガラスの取っ手を持ち上げるだけで、下のスライドガラスも持ち上がります。
水がなければ下のスライドガラスは持ち上がりません。
当然、両スライドガラスの間は、スライドグラスの重さの分、陰圧になっています。
胸壁と肺の関係はこれに似ています。下のスライドガラスが肺です。取っ手のついた上のスライドガラスが胸壁です。両者の間の(図示していない)水で両者は密着しているのです。肺は内向きの弾性力で縮小しようとしており(肺の中の輪ゴムが軽ーく引っ張られていることに注目!)、肺と胸壁との間の胸腔内圧は陰圧(先端が肺と胸壁との間にある青い圧力計が肺側で、開放されて大気圧を示す外側と比べて、上がっていることに注目!)で、肺を広げようとしているのです。
肺気量 | 最小 |
肺の内向き弾性力 | 最小 |
胸腔内圧(陰圧) | 最小 |
(安静呼吸の1周期の間で)