「神経系/末梢神経系/脳神経/第Ⅶ脳神経」の版間の差分
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{{Point|顔面神経(第Ⅶ脳神経)は、舌前2/3の味覚、唾液腺の分泌、(上眼瞼挙筋以外の)表情筋、涙腺への副交感の神経である。顔面感覚の神経ではない。}} | {{Point|顔面神経(第Ⅶ脳神経)は、舌前2/3の味覚、唾液腺の分泌、(上眼瞼挙筋以外の)表情筋、涙腺への副交感の神経である。顔面感覚の神経ではない。}} | ||
[[ファイル:Cranial07_1.jpg|none|600px]]顔面神経(第Ⅶ脳神経)は、舌前2/3の味覚の神経です。舌後1/ | [[ファイル:Cranial07_1.jpg|none|600px]]顔面神経(第Ⅶ脳神経)は、舌前2/3の味覚の神経です。舌後1/3の味覚の神経は舌咽神経(第Ⅸ脳神経)です。舌根部の味覚の神経は迷走神経(第Ⅹ脳神経)です。<br> | ||
顔面神経(第Ⅶ脳神経)は唾液分泌の神経でもあります。<br> | 顔面神経(第Ⅶ脳神経)は唾液分泌の神経でもあります。<br> | ||
口腔内の冷たい・熱いなどの温度覚、怪我などによる痛覚、歯ブラシが触れている触覚の神経は三叉神経(第Ⅴ脳神経)です。<br> | |||
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[[ファイル:Cranial07_2.jpg|none|600px]](上眼瞼拳筋以外の)表情筋は顔面神経(第Ⅶ脳神経) | [[ファイル:Cranial07_2.jpg|none|600px]](上眼瞼拳筋以外の)表情筋は顔面神経(第Ⅶ脳神経)の働きですが、顔面の感覚は三叉神経(第Ⅴ脳神経)です。表情筋により額にしわを寄せたり、口輪筋で口をすぼめたりできます。口角を上げる働きもあります。そのため、顔面神経麻痺では口角が下がり、唾液が流出しやすくなってしまいます。<br style="clear:both;" /> | ||
[[ファイル:Cranial07_3.jpg|none|600px]]眼輪筋により目を閉じる神経は顔面神経(第Ⅶ脳神経)ですが、上眼瞼拳筋により目を開けさせる神経は動眼神経(第Ⅲ脳神経)です。涙腺の神経も顔面神経(第Ⅶ脳神経)です。眼球運動させる動眼筋のうち、上斜筋は滑車神経(第Ⅳ脳神経)、外転筋は外転神経(第Ⅵ脳神経)の働きです。他の動眼筋はすべて動眼神経(第Ⅲ脳神経)の働きです。 | [[ファイル:Cranial07_3.jpg|none|600px]]眼輪筋により目を閉じる神経は顔面神経(第Ⅶ脳神経)ですが、上眼瞼拳筋により目を開けさせる神経は動眼神経(第Ⅲ脳神経)です。涙腺の神経も顔面神経(第Ⅶ脳神経)です。眼球運動させる動眼筋のうち、上斜筋は滑車神経(第Ⅳ脳神経)、外転筋は外転神経(第Ⅵ脳神経)の働きです。他の動眼筋はすべて動眼神経(第Ⅲ脳神経)の働きです。 | ||
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顔面神経の機能は{~動眼筋~上眼瞼拳筋~=(上眼瞼拳筋以外の)表情筋~嚥下筋~顔面の感覚~縮瞳筋~=涙腺への副交感~=唾液腺への副交感~=味覚~ | 顔面神経の機能は{~動眼筋~上眼瞼拳筋~=(上眼瞼拳筋以外の)表情筋~嚥下筋~顔面の感覚~縮瞳筋~=涙腺への副交感~=唾液腺への副交感~=味覚~口腔の触覚・痛覚・温度覚}である。 | ||
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顔面神経の機能は{~嗅覚~ | 顔面神経の機能は{~嗅覚~上部鼻腔の触覚・痛覚・温度覚~下部鼻腔の触覚・痛覚・温度覚~視覚~角膜、結膜の触覚・痛覚・温度覚~鼻、目、額周辺の顔面の感覚~上顎顔面の感覚~下顎顔面の感覚~縮瞳筋~散瞳筋~毛様体(遠近調節)~=涙腺への副交感神経~眼球の外転筋~上斜筋~外転筋・上斜筋以外の動眼筋~上眼瞼拳筋~=(上眼瞼挙筋以外の)表情筋~胸鎖乳突筋~僧帽筋~咀嚼筋~嚥下筋~発声の筋~舌筋~=唾液腺への副交感神経~=舌前2/3の味覚~舌後1/3の味覚~舌根部の味覚~上部口腔の触覚・痛覚・温度覚~下部口腔の触覚・痛覚・温度覚~咽頭の触覚・痛覚・温度覚~喉頭の触覚・痛覚・温度覚~聴覚~(重力含む)直線加速度~(回転など)角加速度~頸動脈洞(血圧受容器)、頸動脈小体(酸素受容器)~胸腹部臓器の受容器~胸腹部臓器への副交感神経}である。 | ||
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2023年2月22日 (水) 16:33時点における版
顔面神経(第Ⅶ脳神経)は、舌前2/3の味覚、唾液腺の分泌、(上眼瞼挙筋以外の)表情筋、涙腺への副交感の神経である。顔面感覚の神経ではない。 |
顔面神経(第Ⅶ脳神経)は、舌前2/3の味覚の神経です。舌後1/3の味覚の神経は舌咽神経(第Ⅸ脳神経)です。舌根部の味覚の神経は迷走神経(第Ⅹ脳神経)です。
顔面神経(第Ⅶ脳神経)は唾液分泌の神経でもあります。
口腔内の冷たい・熱いなどの温度覚、怪我などによる痛覚、歯ブラシが触れている触覚の神経は三叉神経(第Ⅴ脳神経)です。
(上眼瞼拳筋以外の)表情筋は顔面神経(第Ⅶ脳神経)の働きですが、顔面の感覚は三叉神経(第Ⅴ脳神経)です。表情筋により額にしわを寄せたり、口輪筋で口をすぼめたりできます。口角を上げる働きもあります。そのため、顔面神経麻痺では口角が下がり、唾液が流出しやすくなってしまいます。
眼輪筋により目を閉じる神経は顔面神経(第Ⅶ脳神経)ですが、上眼瞼拳筋により目を開けさせる神経は動眼神経(第Ⅲ脳神経)です。涙腺の神経も顔面神経(第Ⅶ脳神経)です。眼球運動させる動眼筋のうち、上斜筋は滑車神経(第Ⅳ脳神経)、外転筋は外転神経(第Ⅵ脳神経)の働きです。他の動眼筋はすべて動眼神経(第Ⅲ脳神経)の働きです。
Challenge Quiz
顔面神経の機能は 動眼筋 上眼瞼拳筋 (上眼瞼拳筋以外の)表情筋 嚥下筋 顔面の感覚 縮瞳筋 涙腺への副交感 唾液腺への副交感 味覚 口腔の触覚・痛覚・温度覚 である。
顔面神経は第 I II III IV V VI VII VIII IX X XI XII 脳神経である。
顔面神経の機能は 嗅覚 上部鼻腔の触覚・痛覚・温度覚 下部鼻腔の触覚・痛覚・温度覚 視覚 角膜、結膜の触覚・痛覚・温度覚 鼻、目、額周辺の顔面の感覚 上顎顔面の感覚 下顎顔面の感覚 縮瞳筋 散瞳筋 毛様体(遠近調節) 涙腺への副交感神経 眼球の外転筋 上斜筋 外転筋・上斜筋以外の動眼筋 上眼瞼拳筋 (上眼瞼挙筋以外の)表情筋 胸鎖乳突筋 僧帽筋 咀嚼筋 嚥下筋 発声の筋 舌筋 唾液腺への副交感神経 舌前2/3の味覚 舌後1/3の味覚 舌根部の味覚 上部口腔の触覚・痛覚・温度覚 下部口腔の触覚・痛覚・温度覚 咽頭の触覚・痛覚・温度覚 喉頭の触覚・痛覚・温度覚 聴覚 (重力含む)直線加速度 (回転など)角加速度 頸動脈洞(血圧受容器)、頸動脈小体(酸素受容器) 胸腹部臓器の受容器 胸腹部臓器への副交感神経 である。