「内分泌系/下垂体があまり関与しないホルモン/グルカゴン・インスリン/グルカゴン・インスリンの分泌調節(簡略版)まとめ」の版間の差分
ナビゲーションに移動
検索に移動
編集の要約なし |
編集の要約なし |
||
4行目: | 4行目: | ||
<table border="1"> | <table border="1"> | ||
<tr><td>① 食事したとします。食事は血糖を上昇させます。グルカゴン(の生成、内分泌、血中濃度)は血糖を上昇させます。これらの作用は<font color="#ff0000">同じ方向(赤)</font>です。② | <tr><td>① 食事したとします。食事は血糖を上昇させます。グルカゴン(の生成、内分泌、血中濃度)は血糖を上昇させます。これらの作用は<font color="#ff0000">同じ方向(赤)</font>です。② このふたつの作用は<font color="#ff0000">同じ方向(赤)</font>なので、負のフィードバックがグルカゴン(の生成、内分泌、血中濃度)を<font color="#00f">低下(青)</font>させます。これにより、グルカゴンの血糖上昇作用が減弱し、食事で上昇していた血糖は正常へ向けて低下します。</td> | ||
<td>① 絶食したとします。絶食は血糖を低下させます。グルカゴン(の生成、内分泌、血中濃度)は血糖を上昇させます。このふたつの作用は<font color="#00f">逆の方向(青)</font>です。② このふたつの作用は<font color="#00f">逆の方向(青)</font>であるため、負のフィードバックはグルカゴン(の生成、内分泌、血中濃度)を<font color="#ff0000">亢進(赤)</font>させます。グルカゴンの血糖上昇作用は強くなり、絶食で低下していた血糖は正常へ向けて上昇します。</td></tr> | <td>① 絶食したとします。絶食は血糖を低下させます。グルカゴン(の生成、内分泌、血中濃度)は血糖を上昇させます。このふたつの作用は<font color="#00f">逆の方向(青)</font>です。② このふたつの作用は<font color="#00f">逆の方向(青)</font>であるため、負のフィードバックはグルカゴン(の生成、内分泌、血中濃度)を<font color="#ff0000">亢進(赤)</font>させます。グルカゴンの血糖上昇作用は強くなり、絶食で低下していた血糖は正常へ向けて上昇します。</td></tr> | ||
<tr><td>① 食事したとします。食事は血糖を上昇させます。インスリン(の生成、内分泌、血中濃度)は血糖を低下させます。このふたつの作用は<font color="#00f">逆の方向(青)</font>です。② このふたつの作用は<font color="#00f">逆の方向(青)</font>であるので、負のフィードバックはインスリン(の生成、内分泌、血中濃度)を<font color="#ff0000">亢進(赤)</font>させます。インスリンの血糖低下作用は強くなり、食事で上昇していた血糖は正常へ向けて低下します。</td> | <tr><td>① 食事したとします。食事は血糖を上昇させます。インスリン(の生成、内分泌、血中濃度)は血糖を低下させます。このふたつの作用は<font color="#00f">逆の方向(青)</font>です。② このふたつの作用は<font color="#00f">逆の方向(青)</font>であるので、負のフィードバックはインスリン(の生成、内分泌、血中濃度)を<font color="#ff0000">亢進(赤)</font>させます。インスリンの血糖低下作用は強くなり、食事で上昇していた血糖は正常へ向けて低下します。</td> |
2020年6月8日 (月) 15:06時点における版
POINT!
グルカゴン・インスリンにとって、食事・絶食の影響は逆である。 |
① 食事したとします。食事は血糖を上昇させます。グルカゴン(の生成、内分泌、血中濃度)は血糖を上昇させます。これらの作用は同じ方向(赤)です。② このふたつの作用は同じ方向(赤)なので、負のフィードバックがグルカゴン(の生成、内分泌、血中濃度)を低下(青)させます。これにより、グルカゴンの血糖上昇作用が減弱し、食事で上昇していた血糖は正常へ向けて低下します。 | ① 絶食したとします。絶食は血糖を低下させます。グルカゴン(の生成、内分泌、血中濃度)は血糖を上昇させます。このふたつの作用は逆の方向(青)です。② このふたつの作用は逆の方向(青)であるため、負のフィードバックはグルカゴン(の生成、内分泌、血中濃度)を亢進(赤)させます。グルカゴンの血糖上昇作用は強くなり、絶食で低下していた血糖は正常へ向けて上昇します。 |
① 食事したとします。食事は血糖を上昇させます。インスリン(の生成、内分泌、血中濃度)は血糖を低下させます。このふたつの作用は逆の方向(青)です。② このふたつの作用は逆の方向(青)であるので、負のフィードバックはインスリン(の生成、内分泌、血中濃度)を亢進(赤)させます。インスリンの血糖低下作用は強くなり、食事で上昇していた血糖は正常へ向けて低下します。 | ① 絶食したとします。絶食は血糖を低下させます。インスリン(の生成、内分泌、血中濃度)は血糖を低下させます。このふたつの作用は同じ方向(赤)です。② このふたつの作用は同じ方向(赤)であるため、負のフィードバックはインスリン(の生成、内分泌、血中濃度)を低下(青)させます。インスリンの血糖低下作用は弱くなり、絶食で低下していた血糖は正常へ向けて上昇します。 |
Challenge Quiz
1.
グルカゴン インスリン は血糖に対して、食事による高血糖と同じ方向に作用するため、負のフィードバックは生成、内分泌、血中濃度を 低下 亢進 させる。
2.
グルカゴン インスリン は血糖に対して、食事による高血糖と逆の方向に作用するため、負のフィードバックは生成、内分泌、血中濃度を 低下 亢進 させる。
3.
グルカゴン インスリン は血糖に対して、絶食による低血糖と同じ方向に作用するため、負のフィードバックは生成、内分泌、血中濃度を 低下 亢進 させる。
4.
グルカゴン インスリン は血糖に対して、絶食による低血糖と逆の方向に作用するため、負のフィードバックは生成、内分泌、血中濃度を 低下 亢進 させる。