「化学平衡にある物質の増減に対する反応-2の2」の版間の差分
ナビゲーションに移動
検索に移動
編集の要約なし |
編集の要約なし |
||
9行目: | 9行目: | ||
<br style="clear:both;" /> | <br style="clear:both;" /> | ||
「最初の変化」より打ち消す方向の変化が少ないことで、新しい化学平衡(バランス)が成立します。 | [[ファイル:ChemicalEquilibriumChangesByIncInMolB-4.jpg|left|350px]]「最初の変化」より打ち消す方向の変化が少ないことで、新しい化学平衡(バランス)が成立します。 | ||
{{QuizTitle}} | {{QuizTitle}} |
2018年3月22日 (木) 13:43時点における版
POINT!
A←→Bの化学平衡において分子Bが増えると、その変化を打ち消す方向、すなわちA←B(分子Bが材料として消費されて減少し、分子Aが生成して増加する)反応が進行する。最初に分子Bが増える量に比べ、打ち消す方向の反応で消費される量は少ない。すなわち、「最初の変化」は打ち消されるわけではない。 |
A→Bの反応とA←Bの反応とが同時に同じ速度で進行していると、総和として分子Aも分子Bも増減しません。このような状態を「化学平衡」といい、A←→Bのように表記します。
ここで分子Bが増えたとしましょう。これを「最初の変化」と呼びましょう。
次に、「最初の変化」(分子Bが増えた)を打ち消す方向、すなわちA←B(分子Bが材料として消費されて減少し、分子Aが生成して増加する)反応が進行します。この時、「最初の変化」での分子Bの増加量より、打ち消す方向の反応(A←B)で消費される量の方が少ないのです。すなわち、「最初の変化」が打ち消されるわけではないのです。
「最初の変化」より打ち消す方向の変化が少ないことで、新しい化学平衡(バランス)が成立します。
Challenge Quiz
1.
A←→Bの化学平衡で分子Bが増えると、その増加量に比べて A→B A←B の反応で減少する量は 多い 少ない 。