「血液・骨髄・リンパ系/防御システム・白血球/白血球/リンパ球/Bリンパ球と(体)液性免疫/不規則抗体の例:Rh式血液型/第一子出産」の版間の差分
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2018年4月2日 (月) 13:49時点における版
出産のときが来ました。出産の際、
(1)胎盤がはがれて胎児の(Rh抗原のある)赤血球が出血し、母体内に混入します。 (2)母親の免疫系は体内に入ってきた胎児赤血球表面のRh抗原を、自分の体にはないものなので、「非自己(異物)」と認識します。「Rh抗原に対する抗体(抗Rh抗体)」が生成(産生)されます。 (3)抗Rh抗体は胎児の赤血球に結合し (4)混入した胎児赤血球は破壊されます。
*このことが起こるのは、Rh式血液型(-)の母親のみです。Rh式血液型(+)の母親では、多くの場合、胎児もRh(+)となりますが、胎児の赤血球表面のRh抗原はRh血液型(+)の母親に混入しても「非自己(異物)!」とは判断されないので、「Rh抗原に対する抗体」も生成されません。
Challenge Quiz
1.
胎児の赤血球が母体に混入するのは、出産 前 時 後 である。
2.
Rh血液型(-)の母親にとって、Rh血液型(+)の(カワイイ我が子である)胎児の赤血球上のRh抗原は、非自己(異物)で ある ない 。
3.
Rh血液型(-)の母親の免疫系は、Rh血液型(+)の胎児の赤血球上のRh抗原が混入すれば、これに対して抗体を生成 する しない 。
4.
Rh血液型(-)の母親の免疫系が、Rh血液型(+)の胎児の赤血球上のRh抗原に対して抗体を生成するのは、出産 前 時 後 である。
5.
Rh血液型(-)の母親の免疫系が、Rh抗原に対して活性化されれば、Rh血液型(+)の(カワイイ我が子である)胎児の赤血球を破壊 し得る し得ない 。