「内分泌系/総論/正のフィードバック/ホルモンの分泌調節/正のフィードバック/ステップ2」の版間の差分
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2016年3月30日 (水) 18:32時点における版
POINT!
「濃度重視型調節」を受けているホルモンには、ときに正のフィードバックが見られる。 |
女性の性(腺)ホルモン(エストロゲン)の分泌は下垂体前葉からの性腺刺激ホルモンの分泌と血中濃度に依存しています.性腺刺激ホルモンの分泌が「原因」であり,性(腺)ホルモン(エストロゲン)の血中濃度の上昇が「結果」です.
排卵時,性(腺)ホルモン(エストロゲン)の血中濃度は性腺刺激ホルモンの分泌に正のフィードバックをかけています.すなわち,性(腺)ホルモン(エストロゲン)の分泌が多く,血中濃度が高いと,性腺刺激ホルモンの分泌も多くなり,性腺刺激ホルモンの血中濃度,性(腺)ホルモンの分泌,血中濃度が上昇します.「原因」が多くなるため,「結果」はさらに多くなり,雪だるま式の大量生産がはじまります.これにより性腺刺激ホルモンの分泌・濃度は通常(非排卵時)の数倍になります.
Challenge Quiz
1.
ホルモンの「作用重視型調節」には.正のフィードバックはなく.負のフィードバックしかない. 正 誤
2.
「濃度重視型」のホルモン調節には.正のフィードバックはなく.負のフィードバックしかない. 正 誤
3.
負のフィードバックが働いている時、性(腺)ホルモンの分泌が亢進し血中濃度が上昇すると、性腺刺激ホルモンの分泌は 亢進 低下 する。
4.
正のフィードバックが働いている時、性(腺)ホルモンの分泌が亢進し血中濃度が上昇すると、性腺刺激ホルモンの分泌は 亢進 低下 する。