「内分泌系/下垂体前葉ホルモン、その1/甲状腺ホルモン/甲状腺機能亢進/Basedow病(Graves病)」の版間の差分

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  甲状腺からの甲状腺ホルモン分泌亢進により、甲状腺刺激ホルモンの分泌は低下。
  甲状腺からの甲状腺ホルモン分泌亢進により、甲状腺刺激ホルモンの分泌は低下。


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症例検討
症例検討

2016年3月28日 (月) 13:15時点における版

エネルギー代謝亢進 (Graves病 )

 基礎エネルギー代謝↑、酸素消費↑、微熱 

  頻脈、心拍出↑、血圧↑、”胸がドキドキする”

  多汗

  食欲亢進、体重減少

精神活動↑

   精神過敏、暑がり、不眠

   振戦(随意筋、小さく速い、規則正しい)

甲状腺腫

   びまん性、表面は平滑

造血亢進

眼症状(成因不明)

  眼球突出

  Graefe症侯:眼球を下方へ移動させたとき、上眼瞼の移動が遅れる。

病態:TSH様作用を持つ自己抗体(抗TSHレセプター抗体、TSHレセプター抗体、

  thyrotropin receptor antibody, TRAb)による自己免疫疾患。

  甲状腺からの甲状腺ホルモン分泌亢進により、甲状腺刺激ホルモンの分泌は低下。

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症例検討

24歳女性。動悸と手の震えとを主訴として来院した。2カ月前から体重の減少、発汗の増加および下肢の脱力感を自覚している。近医で、両眼瞼部の腫脹と前頸部の腫脹とを指摘されている。発熱や頸部の疼痛はない。母親が、以前に同様の症状を呈したことがある。TSH低値、TSH受容体抗体陽性であった。

診断:甲状腺機能亢進症、Basedow病



Challenge Quiz

1.

Basedow病では甲状腺ホルモンの血中濃度が く、甲状腺刺激ホルモン(TSH)の血中濃度は い。 主病態は 甲状腺からの甲状腺ホルモン 下垂体からのTSH 分泌の 亢進 低下 である。

2.

Basedow病の主病態は 自己免疫疾患 ホルモン生産性腫瘍 である。

3.

Basedow病の甲状腺肥大は びまん性 孤立性 である。

4.

Plummer病の主病態は 自己免疫疾患 ホルモン生産性腫瘍 である。

5.

Plummer病の甲状腺肥大は びまん性 孤立性 である。

6.

甲状腺クリーゼとは、 極度 軽度 の甲状腺機能 亢進 低下 状態である。

7.

Basedow病とは、甲状腺機能 亢進 低下 症である。

8.

Graves病とは、甲状腺機能 亢進 低下 症である。

9.

甲状腺機能亢進症は、 女性 男性 に多い。

10.

甲状腺機能亢進症では、基礎エネルギー消費量が 亢進 低下 する。

11.

甲状腺機能亢進症では、酸素消費量が 亢進 低下 する。

12.

甲状腺機能亢進症では、基礎体温が 上昇 低下 する。

13.

甲状腺機能亢進症では、多汗は特徴的 である でない

14.

甲状腺機能亢進症では、食欲が 亢進 低下 する。

15.

甲状腺機能亢進症では、体重 低下 増加 する。

16.

甲状腺機能亢進症では、不眠は特徴的 である でない

17.

甲状腺機能亢進症では、振戦は特徴的 である でない

18.

甲状腺機能亢進症では、甲状腺腫は特徴的 である でない

19.

甲状腺機能亢進症では、眼球突出は特徴的 である でない