「血液・骨髄・リンパ系/赤血球/造血/鉄代謝/血清鉄」の版間の差分
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血液検査における「血清鉄」は、トランスフェリンと3価の鉄(Fe<sup>3+</sup>)との複合体です。 | 血液検査における「血清鉄」は、トランスフェリンと3価の鉄(Fe<sup>3+</sup>)との複合体です。 |
2015年7月17日 (金) 12:46時点における版
POINT!
「血清鉄」とは、3価の鉄(Fe3+)とトランスフェリンとの複合体である。 |
血液検査における「血清鉄」は、トランスフェリンと3価の鉄(Fe3+)との複合体です。
補足:
3価の鉄(Fe3+)が減少すると、「血清鉄」も減少します。
3価の鉄(Fe3+)が増大すると、鉄と結合していなかったトランスフェリンと結合して、「血清鉄」も増大します。
トランスフェリンの全てが鉄を結合しているわけではありません。トランスフェリンが減少すると、3価の鉄(Fe3+)が減少しなくても、複合体である「血清鉄」は減少します。
造血などで、鉄が使われることは、しばしば、「消費」とよばれています。
Challenge Quiz
1.
血中の鉄は、 2価(Fe2+) 3価(Fe3+) である。
2.
血清鉄の大部分は、 ポルフィリン グロビン グロブリン アルブミン トランスフェリン と結合している。
3.
トランスフェリンの大部分は、鉄と結合している。 正 誤
4.
鉄の(摂取不足などで)腸管からの吸収が減少すると、血清鉄は 増大 減少 する。
5.
鉄の(過剰摂取などで)腸管からの吸収が増大すると、血清鉄は 増大 減少 する。
6.
(造血亢進などで)鉄の消費が亢進すると、血清鉄は 増大 減少 する。
7.
(造血低下などで)鉄の消費が低下すると、血清鉄は 増大 減少 する。
8.
トランスフェリンの生成が低下すると、血清鉄は 増大 減少 する。