「血液・骨髄・リンパ系/赤血球/機能/CO2の運搬」の版間の差分

提供:一歩一歩
ナビゲーションに移動 検索に移動
編集の要約なし
編集の要約なし
1行目: 1行目:
[[Category:血液・骨髄・リンパ系|ケツエキ・コツズイ・リンパケイ]]
{{Point|末梢細胞で生成したCO<sub>2</sub>は、赤血球内でH<sup>+</sup>とHCO<sub>3</sub><sup>-</sup>とを生成し、H<sup>+</sup>はヘモグロビンで緩衝され、HCO<sub>3</sub><sup>-</sup>は血漿に放出される。}}
{{Point|末梢細胞で生成したCO<sub>2</sub>は、赤血球内でH<sup>+</sup>とHCO<sub>3</sub><sup>-</sup>とを生成し、H<sup>+</sup>はヘモグロビンで緩衝され、HCO<sub>3</sub><sup>-</sup>は血漿に放出される。}}


[[メディア:CO2RBCintro.mp4|動画と音声での説明]]


[[メディア:CO2.ppt|動画と音声での説明]] (MS powerpoint file,ブラウザーの「戻る」でこの画面に戻ります)
[[ファイル:00377.jpg|none|430px]]
 
 
[[ファイル:00377.jpg|alt=00377.jpg|none|430px]]
 


*動脈側から、酸素を結合したヘモグロビンを含む赤血球が(筋肉などの)、末梢毛細血管に来ると、ヘモグロビンは、酸素を放出し、酸素は、拡散により細胞に供給され、エネルギー代謝に用いられます。
*動脈側から、酸素を結合したヘモグロビンを含む赤血球が(筋肉などの)、末梢毛細血管に来ると、ヘモグロビンは、酸素を放出し、酸素は、拡散により細胞に供給され、エネルギー代謝に用いられます。

2019年2月7日 (木) 15:33時点における版

POINT!

動画と音声での説明

00377.jpg

*動脈側から、酸素を結合したヘモグロビンを含む赤血球が(筋肉などの)、末梢毛細血管に来ると、ヘモグロビンは、酸素を放出し、酸素は、拡散により細胞に供給され、エネルギー代謝に用いられます。


*エネルギー代謝の結果生成したCO2は、逆に、赤血球に拡散し、赤血球内の炭酸脱水酵素 carbonic anhydraseの作用により、H+ + HCO3-← H2CO3 ← H2O + CO2の化学反応が生じ、H+ と HCO3-とが生成します。


*H+は、酸素を放出したヘモグロビン(還元ヘモグロビン)に緩衝され、H・Hb(カルバミノヘモグロビン)となります。


*HCO3-は、血漿に放出され、乳酸、リン酸、硫酸、ケトン体などの酸性物質を緩衝します。


Challenge Quiz

1.

二酸化炭素と水との結合による重炭酸(H2CO3)の合成は、主に  赤血球 血漿 内で行われる。

2.

(筋肉などの)末梢毛細血管における赤血球内で、H+ + HCO3-←→ H2CO3 ←→ H2O + CO2の平衡式は、 H+ + HCO3-← H2CO3 ← H2O + CO2 H+ + HCO3-→ H2CO3 → H2O + CO2 の方向へ、反応が進する。

3.

(筋肉などの)末梢毛細血管で、赤血球は、HCO3-生成 消費 する。

4.

(筋肉などの)末梢毛細血管における赤血球内で、H+を緩衝しているのは、主に 重炭酸緩衝系 ヘモグロビン緩衝系 リン酸緩衝系 たんぱく質緩衝系 である。

5.

動脈血の赤血球に多いのは、 酸素を結合したヘモグロビン H+を緩衝したヘモグロビン である。

6.

静脈血の赤血球に多いのは、 酸素を結合したヘモグロビン H+を緩衝したヘモグロビン である。