「電解質と体液/物質の移動/浸透/方向」の版間の差分
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上述の例とは逆の方向で、浸透圧が作用することも、当然、あります。 | 上述の例とは逆の方向で、浸透圧が作用することも、当然、あります。 | ||
2017年1月13日 (金) 19:57時点における版
上述の例とは逆の方向で、浸透圧が作用することも、当然、あります。
球状の半透膜の内側の溶質濃度が低く、外側の濃度が高い場合を考えてみましょう。
膜外側の溶質が、膜を通過して内部に入ることができないので、拡散により濃度差を解消することはできません。しかし、「半透膜を介して、溶質が溶媒(水)を引く力」である浸透圧による、溶媒(水)の移動は可能です。この場合、その浸透圧は、水を膜の内部から膜外部へ引き出す方向に作用します。
上記の水の移動により、膜内部の水分が減少し、体積が減少するため、濃度は上昇します。一方、膜外部の水分は増量し、体積が増大するため、濃度は低下します。これらにより、濃度差は小さくなります。
Challenge Quiz
1.
ナメクジに塩をかけると脱水するのは、 ろ過 拡散 能動輸送 浸透圧 による。
2.
球状の半透膜の外側の溶液の濃度の方が、内側より高い場合、 溶質 溶媒(水) が 内側から外側へ 外側から内側へ 移動する。