「概論/遺伝/血液凝固第VIII因子/受精:血友病の父親」の版間の差分
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血友病の父親と(第VIII因子遺伝子に関して)正常な母親とによる受精卵の性染色体がXXの場合、その受精卵が第VIII因子遺伝子を持たない確率は{=0~1/46~1/23~1/4~1/2~3/4~22/23~1}である。 | 血友病の父親と(第VIII因子遺伝子に関して)正常な母親とによる受精卵の性染色体がXXの場合、その受精卵が第VIII因子遺伝子を持たない確率は{=0~1/46~1/23~1/4~1/2~3/4~22/23~1}である。 | ||
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血友病の父親と(第VIII因子遺伝子に関して)正常な母親とによる受精卵の性染色体がXXの場合、その受精卵が第VIII因子遺伝子を1つ持つだけ確率は{~0~1/46~1/23~1/4~1/2~3/4~22/23~=1}である。 | 血友病の父親と(第VIII因子遺伝子に関して)正常な母親とによる受精卵の性染色体がXXの場合、その受精卵が第VIII因子遺伝子を1つ持つだけ確率は{~0~1/46~1/23~1/4~1/2~3/4~22/23~=1}である。 | ||
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血友病の父親と(第VIII因子遺伝子に関して)正常な母親とによる受精卵の性染色体がXXの場合、その受精卵が第VIII因子遺伝子を2つ持つ確率は{=0~1/46~1/23~1/4~1/2~3/4~22/23~1}である。 | 血友病の父親と(第VIII因子遺伝子に関して)正常な母親とによる受精卵の性染色体がXXの場合、その受精卵が第VIII因子遺伝子を2つ持つ確率は{=0~1/46~1/23~1/4~1/2~3/4~22/23~1}である。 | ||
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血友病の父親と(第VIII因子遺伝子に関して)正常な母親とによる受精卵の性染色体がXYの場合、その受精卵が第VIII因子遺伝子を持たない確率は{=0~1/46~1/23~1/4~1/2~3/4~22/23~1}である。 | 血友病の父親と(第VIII因子遺伝子に関して)正常な母親とによる受精卵の性染色体がXYの場合、その受精卵が第VIII因子遺伝子を持たない確率は{=0~1/46~1/23~1/4~1/2~3/4~22/23~1}である。 | ||
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血友病の父親と(第VIII因子遺伝子に関して)正常な母親とによる受精卵の性染色体がXYの場合、その受精卵が第VIII因子遺伝子を1つだけ持つ確率は{~0~1/46~1/23~1/4~1/2~3/4~22/23~=1}である。 | 血友病の父親と(第VIII因子遺伝子に関して)正常な母親とによる受精卵の性染色体がXYの場合、その受精卵が第VIII因子遺伝子を1つだけ持つ確率は{~0~1/46~1/23~1/4~1/2~3/4~22/23~=1}である。 | ||
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血友病の父親と(第VIII因子遺伝子に関して)正常な母親とによる受精卵の性染色体がXYの場合、その受精卵が第VIII因子遺伝子を2つ持つ確率は{=0~1/46~1/23~1/4~1/2~3/4~22/23~1}である。 | 血友病の父親と(第VIII因子遺伝子に関して)正常な母親とによる受精卵の性染色体がXYの場合、その受精卵が第VIII因子遺伝子を2つ持つ確率は{=0~1/46~1/23~1/4~1/2~3/4~22/23~1}である。 | ||
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血友病の父親と(第VIII因子遺伝子に関して)正常な母親とによる男児が血友病となる確率は{=0~1/46~1/23~1/4~1/2~3/4~22/23~1}である。 | 血友病の父親と(第VIII因子遺伝子に関して)正常な母親とによる男児が血友病となる確率は{=0~1/46~1/23~1/4~1/2~3/4~22/23~1}である。 | ||
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血友病の父親と(第VIII因子遺伝子に関して)正常な母親とによる男児が血友病の保因者となる確率は{=0~1/46~1/23~1/4~1/2~3/4~22/23~1}である。 | 血友病の父親と(第VIII因子遺伝子に関して)正常な母親とによる男児が血友病の保因者となる確率は{=0~1/46~1/23~1/4~1/2~3/4~22/23~1}である。 | ||
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血友病の父親と(第VIII因子遺伝子に関して)正常な母親とによる男児が(第VIII因子遺伝子に関して)正常となる確率は{~0~1/46~1/23~1/4~1/2~3/4~22/23~=1}である。 | 血友病の父親と(第VIII因子遺伝子に関して)正常な母親とによる男児が(第VIII因子遺伝子に関して)正常となる確率は{~0~1/46~1/23~1/4~1/2~3/4~22/23~=1}である。 | ||
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血友病の父親と(第VIII因子遺伝子に関して)正常な母親とによる女児が血友病となる確率は{=0~1/46~1/23~1/4~1/2~3/4~22/23~1}である。 | 血友病の父親と(第VIII因子遺伝子に関して)正常な母親とによる女児が血友病となる確率は{=0~1/46~1/23~1/4~1/2~3/4~22/23~1}である。 | ||
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血友病の父親と(第VIII因子遺伝子に関して)正常な母親とによる女児が血友病の保因者となる確率は{~0~1/46~1/23~1/4~1/2~3/4~22/23~=1}である。 | 血友病の父親と(第VIII因子遺伝子に関して)正常な母親とによる女児が血友病の保因者となる確率は{~0~1/46~1/23~1/4~1/2~3/4~22/23~=1}である。 | ||
2014年11月18日 (火) 21:44時点における版
血友病の父親と(第VIII因子に関して)正常な母親とによる女児は保因者となり、男児は(第VIII因子に関して)正常となる。 |
血友病の男性の精子は、1/2の確率で座に第VIII因子遺伝子が入っていないX染色体が含まれています。また、1/2の確率で(第VIII因子遺伝子の座がないのだから)第VIII因子遺伝子が入り得ないY染色体が含まれています。また、(第VIII因子に関して)正常な女性の卵子は、 1/2の確率で座に第VIII因子遺伝子が入った一方の(図ではオレンジ色の)X染色体を含んでいま。また、1/2の確率で座に第VIII因子遺伝子が入ったもう一方の(図ではピンク色の)X染色体を含んでいます。(既述)
受精卵(すなわち、妊娠、出産が無事に経過すれば、子供)は...
1/4の確率で、 座に第VIII因子遺伝子が入っていない(図では赤色の)X染色体を父親から受け継ぎ、座に第VIII因子遺伝子が入った(図ではオレンジ色の)X染色体を母親から受け継ぐ(図に向かって左上の子供)。 | 1/4の確率で、 座に第VIII因子遺伝子が入っていない(図では赤色の)X染色体を父親から受け継ぎ、座に第VIII因子遺伝子が入った(図ではピンク色の)X染色体を母親から受け継ぐ(図に向かって右上の子供)。 |
1/4の確率で、 (第VIII因子遺伝子の座がないのだから)第VIII因子遺伝子が入り得ないY染色体を父親から受け継ぎ、座に第VIII因子遺伝子が入った(図ではオレンジ色の)X染色体を母親から受け継ぐ(図に向かって左下の子供)。. | 1/4の確率で、 (第VIII因子遺伝子の座がないのだから)第VIII因子遺伝子が入り得ないY染色体を父親から受け継ぎ、座に第VIII因子遺伝子が入った(図ではピンク色の)X染色体を母親から受け継ぐ(図に向かって右下の子供)。 |
それぞれの子供の形質は...
1/4の確率で、 第VIII因子遺伝子が入っていないX染色体と第VIII因子遺伝子が入ったX染色体とを受け継いだのだから、血友病保因者の女児となる(図に向かって左上の子供)。 | 1/4の確率で、 第VIII因子遺伝子が入っていないX染色体と第VIII因子遺伝子が入ったX染色体とを受け継いだのだから、血友病保因者の女児となる(図に向かって右上の子供)。 |
1/4の確率で、 第VIII因子遺伝子が入り得ないY染色体と第VIII因子遺伝子が入ったX染色体とを受け継いだのだから、(第VIII因子に関しては)正常な男児となる(図に向かって左下の子供)。 | 1/4の確率で、 第VIII因子遺伝子が入り得ないY染色体と第VIII因子遺伝子が入ったX染色体とを受け継いだのだから、(第VIII因子に関しては)正常な男児となる(図に向かって右下の子供)。 |
結局、血友病の父親と(第VIII因子に関して)正常な母親とによる女児は血友病保因者となり、男児は(第VIII因子に関して)正常となります。
第VIII因子遺伝子、その座、X染色体に関する遺伝の組み合わせを検討する際、上記のような図を(毎回は)描くわけには行きません。左図のようにすれば、要点はまとめられます。
Challenge Quiz
血友病の父親と(第VIII因子遺伝子に関して)正常な母親とによる受精卵の性染色体がXXの場合、その受精卵が第VIII因子遺伝子を持たない確率は 0 1/46 1/23 1/4 1/2 3/4 22/23 1 である。
血友病の父親と(第VIII因子遺伝子に関して)正常な母親とによる受精卵の性染色体がXXの場合、その受精卵が第VIII因子遺伝子を1つ持つだけ確率は 0 1/46 1/23 1/4 1/2 3/4 22/23 1 である。
血友病の父親と(第VIII因子遺伝子に関して)正常な母親とによる受精卵の性染色体がXXの場合、その受精卵が第VIII因子遺伝子を2つ持つ確率は 0 1/46 1/23 1/4 1/2 3/4 22/23 1 である。
血友病の父親と(第VIII因子遺伝子に関して)正常な母親とによる受精卵の性染色体がXYの場合、その受精卵が第VIII因子遺伝子を持たない確率は 0 1/46 1/23 1/4 1/2 3/4 22/23 1 である。
血友病の父親と(第VIII因子遺伝子に関して)正常な母親とによる受精卵の性染色体がXYの場合、その受精卵が第VIII因子遺伝子を1つだけ持つ確率は 0 1/46 1/23 1/4 1/2 3/4 22/23 1 である。
血友病の父親と(第VIII因子遺伝子に関して)正常な母親とによる受精卵の性染色体がXYの場合、その受精卵が第VIII因子遺伝子を2つ持つ確率は 0 1/46 1/23 1/4 1/2 3/4 22/23 1 である。
血友病の父親と(第VIII因子遺伝子に関して)正常な母親とによる男児が血友病となる確率は 0 1/46 1/23 1/4 1/2 3/4 22/23 1 である。
血友病の父親と(第VIII因子遺伝子に関して)正常な母親とによる男児が血友病の保因者となる確率は 0 1/46 1/23 1/4 1/2 3/4 22/23 1 である。
血友病の父親と(第VIII因子遺伝子に関して)正常な母親とによる男児が(第VIII因子遺伝子に関して)正常となる確率は 0 1/46 1/23 1/4 1/2 3/4 22/23 1 である。
血友病の父親と(第VIII因子遺伝子に関して)正常な母親とによる女児が血友病となる確率は 0 1/46 1/23 1/4 1/2 3/4 22/23 1 である。
血友病の父親と(第VIII因子遺伝子に関して)正常な母親とによる女児が血友病の保因者となる確率は 0 1/46 1/23 1/4 1/2 3/4 22/23 1 である。
血友病の父親と(第VIII因子遺伝子に関して)正常な母親とによる女児が(第VIII因子遺伝子に関して)正常となる確率は 0 1/46 1/23 1/4 1/2 3/4 22/23 1 である。