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| [[Category:概論|ガイロン]]
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| {{Point|受精卵はABO式血液型を決定する遺伝子の座がある9番(常)染色体の一本は父親から、もう一本は母親から受け継いでいる。}}
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| [[ファイル:01209.gif|alt=01209.gif|none|550px]]
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| 男性のABO遺伝子型がAB型の場合、精子は、1/2の確率で一方(図では青色)の9番染色体を受け継ぎ、A遺伝子を含んでいます。また、1/2の確率で他方(図では緑色)の9番染色体を受け継ぎ、B遺伝子を含んでいます。まったく同様に、女性のABO遺伝子型がBO型の場合、卵子は、1/2の確率で一方(図ではオレンジ色)の9番染色体を受け継ぎ、B遺伝子を含んでいます。また、1/2の確率で他方(図ではピンク色)の9番染色体を受け継ぎ、A遺伝子もB遺伝子も含んでいません(既述)。
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| 受精卵(すなわち、妊娠、出産が無事に経過すれば、子供)は...
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| <table border="1"><tr><td><p>1/4の確率で、<br>座にA遺伝子が入っている(図では青色の)第9染色体を父親から受け継ぎ、座にB遺伝子が含まれている(図ではオレンジ色の)第9染色体を母親から受け継ぐ(図に向かって左上の子供)。</p></td><td><p>1/4の確率で、<br>座にA遺伝子が入っている(図では青色の)第9染色体を父親から受け継ぎ、座にA遺伝子もB遺伝子もない(図ではピンク色の)第9染色体を母親から受け継ぐ(図に向かって右上の子供)。</p></td></tr><tr><td><p>1/4の確率で、<br>座にB遺伝子が入っている(図では緑色の)第9染色体を父親から受け継ぎ、座にB遺伝子が含まれている(図ではオレンジ色の)第9染色体を母親から受け継ぐ(図に向かって左下の子供)。</p></td><td><p>1/4の確率で、<br>座にB遺伝子が入っている(図では緑色の)第9染色体を父親から受け継ぎ、座にA遺伝子もB遺伝子もない(図ではピンク色の)第9染色体を母親から受け継ぐ(図に向かって右下の子供)。</p></td></tr></table>
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| それぞれの子供の形質は...
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| <table border="1"><tr><td><p>1/4の確率で、<br>A遺伝子が入っている第9染色体とB遺伝子が入っている第9染色体とを 受け継いだのだから、性染色体の組み合わせ(男児、女児)に関係なくABO式血液型はAB型 となる(図に向かって左上の子供)。</p></td><td><p>1/4の確率で、<br>A遺伝子が入っている第9染色体とA遺伝子もB遺伝子もない第9染色体とを 受け継いだのだから、 性染色体の組み合わせ(男児、女児)に関係なくABO式血液型はA型 となる(図に向かって右上の子供)。</p></td></tr><tr><td><p>1/4の確率で、<br>B遺伝子が入っている第9染色体とB遺伝子が入っている第9染色体とを 受け継いだのだから、性染色体の組み合わせ(男児、女児)に関係なくABO式血液型はB型 となる(図に向かって左下の子供)。</p></td><td><p>1/4の確率で、<br>B遺伝子が入っている第9染色体とA遺伝子もB遺伝子もない第9染色体とを 受け継いだのだから、 性染色体の組み合わせ(男児、女児)に関係なくABO式血液型はB型 となる(図に向かって右下の子供)。</p></td></tr></table>
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| [[ファイル:01210.gif|alt=01210.gif|none|550px]]
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| [[ファイル:01212.gif|alt=01212.gif|left|350px]]
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| A遺伝子、B遺伝子、その座、第9染色体に関する遺伝の組み合わせを検討する際、上記のような図を(毎回は)描くわけには行きません。左図のようにすれば、要点はまとめらます。
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| <br style="clear: both;" />
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| [[ファイル:01213.gif|alt=01213.gif|left|200px]]
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| さらに簡単に書くならば、このようにも書けます。大事なことは、何を書いているのかをちゃんと理解することです。
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| <br style="clear: both;" />
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| <font color="#ff0000">注意!</font>
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| このステップの全問題126題は、ABO式血液型のあらゆる組み合わせを問題にしたので、すべてに取り組むことはあまり現実的でも教育的でもないと思います。
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| <GIFT>
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| ::チャレンジクイズ::
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| [[Category:概論|ガイロン]] | | [[Category:概論|ガイロン]] |
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2013年4月18日 (木) 19:43時点における版
POINT!
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解糖系が亢進しすぎると、乳酸が蓄積する |
中等度の運動時における代謝の図です。安静時と比べて、嫌気的代謝も好気的代謝も亢進し、線が太くなっています。
電子伝達系は酵素が弱く、ある一定以上、反応速度を増大させることができません(図の管が細い)。そのため、電子伝達系に共役した酸化的リン酸化反応が短時間に大量のATPを供給することはできません。また、クレブス回路は水素を大量に生成するため、電子伝達系が亢進し得ない場合、同様に反応を亢進し得ません。
要するに、好気的代謝は「頭打ち」になりやすいのです。中等度の運動(上図)と比べて、高度な運動(下図)ではミトコンドリア内は同程度のレベルです。
解糖系は、酵素が強く、酸素なしで反応し得るため、電子伝達系が増大し得ない場合でも、亢進し、ATPを供給し得えます。中等度の運動(上図)と比べて、高度な運動になることにより、増大する反応は赤で示しています。
ただし、解糖系のみが亢進し、電子伝達系とクレブス回路とが亢進し得ない場合、水素とピルビン酸とが蓄積してしまいます。さらに、ピルビン酸と水素とが結合し、乳酸が生成されます。乳酸は細胞を障害し得るため、解糖系のみを長く亢進させることはできません。
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