「神経系/感覚/体性感覚/皮膚感覚/触圧覚」の版間の差分
ナビゲーションに移動
検索に移動
編集の要約なし |
編集の要約なし |
||
(同じ利用者による、間の1版が非表示) | |||
1行目: | 1行目: | ||
[[ファイル:PostCentralGyrusBasic-Jpn.jpg|left|400px]] | |||
触覚の感受性をしらべる方法として、2点識別閾があります。これは、皮膚上の2点を針で触れたとき、2点として感覚され得る最小の距離です。指先、口唇などは感覚が鋭く、2点識別閾は数mmです。背部の皮膚は鈍感であり、7-8 cm以下の2点は1点と感じてしまいます。2点識別閾の小さい(手、顔などの)部位の皮膚ほど、受容器が密に存在し、大脳皮質(/頭頂葉/中心後回)において広い領域を占めています。<br> | |||
[[ファイル:PostCentralGyrusBasic-Jpn.jpg|left| | |||
触覚の感受性をしらべる方法として、2点識別閾があります。これは、皮膚上の2点を針で触れたとき、2点として感覚され得る最小の距離です。指先、口唇などは感覚が鋭く、2点識別閾は数mmです。背部の皮膚は鈍感であり、7-8 | |||
<br> | <br> | ||
2点を識別する能力を2点識別<b>能</b>といいます。<br> | 2点を識別する能力を2点識別<b>能</b>といいます。<br> | ||
< | 2点識別<b>閾</b>が小さい部位、個人では2点識別<b>能</b>は高い のです。<br> | ||
2点識別<b>閾</b>が大きい部位、個人では2点識別<b>能</b>は低い のです。<br> | |||
<br style="clear:both;" /> | <br style="clear:both;" /> | ||
{{QuizTitle}} | {{QuizTitle}} | ||
<GIFT> | <GIFT> |
2024年11月17日 (日) 19:21時点における最新版
触覚の感受性をしらべる方法として、2点識別閾があります。これは、皮膚上の2点を針で触れたとき、2点として感覚され得る最小の距離です。指先、口唇などは感覚が鋭く、2点識別閾は数mmです。背部の皮膚は鈍感であり、7-8 cm以下の2点は1点と感じてしまいます。2点識別閾の小さい(手、顔などの)部位の皮膚ほど、受容器が密に存在し、大脳皮質(/頭頂葉/中心後回)において広い領域を占めています。
2点を識別する能力を2点識別能といいます。
2点識別閾が小さい部位、個人では2点識別能は高い のです。
2点識別閾が大きい部位、個人では2点識別能は低い のです。
Challenge Quiz
1.
触覚は、順応し やすい にくい 感覚である。
2.
触覚の受容器として、 マイスナー パチニ メルケル ルフィニ が知られている。
3.
皮膚の2点識別閾は、背中より指先で 小さい 大きい 。これは、受容器の密度と、大脳皮質の感覚野で指尖部に相当する面積の 小さい 大きい ことと関係がある。
4.
大脳皮質知覚領において広い領域を占める皮膚部位ほど、2点識別閾は 小さい 大きい 。
5.
皮膚の2点識別閾は、背中より指先で 小さい 大きい 。
6.
大脳皮質知覚領において広い領域を占める皮膚部位ほど、2点識別能は 低い 高い 。
7.
振動覚の受容器として、 マイスナー パチニ メルケル ルフィニ が知られている。