「神経系/総論/活動電位の移動:伝導と伝達/活動電位の伝導/跳躍伝導」の版間の差分

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有髄神経に特徴的な伝導様式です。伝導速度が速い。
{{Point|跳躍伝導は、有髄神経において、電気抵抗が高く、絶縁体である髄鞘の切れ目だけに活動電位が発生する伝導様式であり、伝導速度が速い。}}
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◎神経細胞膜では、1ヶ所の活動電位(のオーバーシュート)が「となり」の膜を脱分極させることで活動電位(興奮)が伝導します([https://life-science-edu.net/wiki/神経系/総論/活動電位の移動:伝導と伝達/活動電位の伝導/伝導の機序 前述])。


○有髄線維には、電気抵抗が高く、絶縁体である髄鞘があります。


神経細胞膜では、1ヶ所の活動電位が「となり」の膜を脱分極させることで活動電位(興奮)が伝導します(上述)。 
・そのため、活動電位はどこでも発生できるわけではなく、髄鞘の切れ目だけで発生しえます。この切れ目はランビエ絞輪(こうりん)です。


・そのため、1ヶ所の活動電位が脱分極させる「となり」が遠い。


無髄線維には、電気抵抗の高い髄鞘がありません。
・そのため、単位時間あたりの移動距離は長い。


そのため、活動電位はどこでも発生できます。
・すなわち、伝導速度が速い。


そのため、1ヶ所の活動電位が脱分極させる「となり」が近い。
○無髄線維には、電気抵抗の高い髄鞘がありません。


そのため、単位時間あたりの移動距離は短い。
・そのため、活動電位はどこでも発生できます。


すなわち、伝導速度が遅い。 
・そのため、1ヶ所の活動電位が脱分極させる「となり」が近い。


・そのため、単位時間あたりの移動距離は短い。


有髄線維には、電気抵抗の高い髄鞘があります。
・すなわち、伝導速度が遅い。
 
そのため、活動電位はどこでも発生できるわけではなく、髄鞘(電気抵抗は高い)の切れ目(すなわち、電気抵抗は低い。ランビエ絞輪(「こうりん」と読みます)とよばれる)だけで発生しえる。
 
そのため、1ヶ所の活動電位が脱分極させる「となり」が遠い。
 
そのため、単位時間あたりの移動距離は長い。
 
すなわち、伝導速度が速い。
 


{{QuizTitle}}
{{QuizTitle}}
<GIFT>
<GIFT>
//LEVEL:2
//RAND
ランビエ絞輪とは、髄鞘のくびれであり、電気抵抗が {~高い~=低い}。
//LEVEL:1  
//LEVEL:1  
//RAND  
//RAND  
ランビエ絞輪とは、髄鞘のくびれであり、電気抵抗が {~高い~=低い}。
有髄神経線維の伝導速度は無髄神経線維の伝導速度より{=速い~遅い}。
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[[画像:SaltatoryConduction-basic-Jpn.jpg|400px]]


//LEVEL:2  
//LEVEL:2  
//RAND  
//RAND  
跳躍伝導における活動電位は、有髄線維のランビエ絞輪 {=のみ~以外}で活動電位が発生する。
有髄神経線維の伝導速度は無髄神経線維の伝導速度より{=速い~遅い}


//LEVEL:1  
//LEVEL:1  
//RAND  
//RAND  
跳躍伝導における活動電位は、有髄線維のランビエ絞輪 {=のみ~以外}で活動電位が発生する。
無髄神経線維の伝導速度は有髄神経線維の伝導速度より{~速い~=遅い}
[[画像:04224.jpg|none|500px]]
[[画像:SaltatoryConduction-basic-Jpn.jpg|400px]]


//LEVEL:2  
//LEVEL:2  
//RAND  
//RAND  
跳躍伝導は {=有髄~無髄}神経線維に特徴的な伝導様式である。
無髄神経線維の伝導速度は有髄神経線維の伝導速度より{~速い~=遅い}


//LEVEL:1
//LEVEL:3
//RAND  
//RAND  
跳躍伝導は {=有髄~無髄}神経線維に特徴的な伝導様式である。
有髄神経線維には髄鞘が{=ある~ない}。これは、{=多層~単層}になっているため、電気抵抗が{~低く~=高く}、絶縁体で{~ない~=ある}。1か所に発生した活動電位のオーバーシュートが脱分極させる箇所は{=遠く、髄鞘のないランビエ絞輪~すぐ近く}である。そのため、有髄神経線維では無髄神経線維に比べて伝導速度は{=速い~遅い}。
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[[画像:SaltatoryConduction-basic-Jpn.jpg|400px]]


//LEVEL:2
//LEVEL:4
//RAND  
//RAND  
跳躍伝導は {=速い~遅い}。  
有髄神経線維には髄鞘が{=ある~ない}。これは、{=多層~単層}になっているため、電気抵抗が{~低く~=高く}、絶縁体で{~ない~=ある}。1か所に発生した活動電位のオーバーシュートが脱分極させる箇所は{=遠く、髄鞘のないランビエ絞輪~すぐ近く}である。そのため、有髄神経線維では無髄神経線維に比べて伝導速度は{=速い~遅い}。


//LEVEL:1  
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//RAND  
//RAND  
跳躍伝導は {=速い~遅い}。
跳躍伝導は{=有髄~無髄}神経線維に特徴的な伝導様式であり、伝導速度は{=速い~遅い}。
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//LEVEL:3
//LEVEL:2
//RAND
有髄神経線維の伝導速度は無髄神経線維の伝導速度より {=速い~遅い}。
 
//LEVEL:3
//RAND  
//RAND  
無髄神経線維の伝導速度は有髄神経線維の伝導速度より {~速い~=遅い}。  
跳躍伝導は{=有髄~無髄}神経線維に特徴的な伝導様式であり、伝導速度は{=速い~遅い}。
</GIFT>
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2025年1月26日 (日) 09:49時点における最新版

POINT!
SaltatoryConduction-basic-Jpn.jpg

◎神経細胞膜では、1ヶ所の活動電位(のオーバーシュート)が「となり」の膜を脱分極させることで活動電位(興奮)が伝導します(前述)。

○有髄線維には、電気抵抗が高く、絶縁体である髄鞘があります。

・そのため、活動電位はどこでも発生できるわけではなく、髄鞘の切れ目だけで発生しえます。この切れ目はランビエ絞輪(こうりん)です。

・そのため、1ヶ所の活動電位が脱分極させる「となり」が遠い。

・そのため、単位時間あたりの移動距離は長い。

・すなわち、伝導速度が速い。

○無髄線維には、電気抵抗の高い髄鞘がありません。

・そのため、活動電位はどこでも発生できます。

・そのため、1ヶ所の活動電位が脱分極させる「となり」が近い。

・そのため、単位時間あたりの移動距離は短い。

・すなわち、伝導速度が遅い。

Challenge Quiz

1.

有髄神経線維の伝導速度は無髄神経線維の伝導速度より 速い 遅い

/wiki/images/thumb/7/79/SaltatoryConduction-basic-Jpn.jpg/400px-SaltatoryConduction-basic-Jpn.jpg
2.

有髄神経線維の伝導速度は無髄神経線維の伝導速度より 速い 遅い

3.

無髄神経線維の伝導速度は有髄神経線維の伝導速度より 速い 遅い

/wiki/images/thumb/7/79/SaltatoryConduction-basic-Jpn.jpg/400px-SaltatoryConduction-basic-Jpn.jpg
4.

無髄神経線維の伝導速度は有髄神経線維の伝導速度より 速い 遅い

5.

有髄神経線維には髄鞘が ある ない 。これは、 多層 単層 になっているため、電気抵抗が 低く 高く 、絶縁体で ない ある 。1か所に発生した活動電位のオーバーシュートが脱分極させる箇所は 遠く、髄鞘のないランビエ絞輪 すぐ近く である。そのため、有髄神経線維では無髄神経線維に比べて伝導速度は 速い 遅い

/wiki/images/thumb/7/79/SaltatoryConduction-basic-Jpn.jpg/400px-SaltatoryConduction-basic-Jpn.jpg
6.

有髄神経線維には髄鞘が ある ない 。これは、 多層 単層 になっているため、電気抵抗が 低く 高く 、絶縁体で ない ある 。1か所に発生した活動電位のオーバーシュートが脱分極させる箇所は 遠く、髄鞘のないランビエ絞輪 すぐ近く である。そのため、有髄神経線維では無髄神経線維に比べて伝導速度は 速い 遅い

7.

跳躍伝導は 有髄 無髄 神経線維に特徴的な伝導様式であり、伝導速度は 速い 遅い

/wiki/images/thumb/7/79/SaltatoryConduction-basic-Jpn.jpg/400px-SaltatoryConduction-basic-Jpn.jpg
8.

跳躍伝導は 有髄 無髄 神経線維に特徴的な伝導様式であり、伝導速度は 速い 遅い