「泌尿器系/腎臓/尿細管/水分再吸収/飲水に対する調節2020」の版間の差分
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図の①：飲水により水分が血漿へ入るため、血漿浸透圧が低下し（薄く、低張になり）ます。<br> | 図の①：飲水により水分が血漿へ入るため、血漿浸透圧が低下し（薄く、低張になり）ます。<br> | ||
図の②：これは、水分再吸収の血漿浸透圧低下作用と同じ方向です。そのため、水分再吸収の血漿浸透圧低下作用の強さは、飲水前（ベースライン）では適度でしたが、飲水により低下した（薄く、低張になった）血漿浸透圧を戻すためにはその強さでは<font color="#ff0000">過剰（赤）</font>となります。負のフィードバックによる調節が必要です。 | 図の②：これは、水分再吸収の血漿浸透圧低下作用と同じ方向です。そのため、水分再吸収の血漿浸透圧低下作用の強さは、飲水前（ベースライン）では適度でしたが、飲水により低下した（薄く、低張になった）血漿浸透圧を戻すためにはその強さでは<font color="#ff0000">過剰（赤）</font>となります。負のフィードバックによる調節が必要です。 | ||
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図の③：水分再吸収の血漿浸透圧低下作用が飲水前（ベースライン）の強さでは<font color="#ff0000">過剰（赤）</font>なので、負のフィードバックが水分再吸収を<font color="#00f">減少（青）</font>させます。 | 図の③：水分再吸収の血漿浸透圧低下作用が飲水前（ベースライン）の強さでは<font color="#ff0000">過剰（赤）</font>なので、負のフィードバックが水分再吸収を<font color="#00f">減少（青）</font>させます。 | ||
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図の④：水分再吸収が減少し、濃い溶液（高張液）が血漿に入ります。飲水により低下した（薄く、低張になった）血漿浸透圧は、飲水前の正常な（ベースラインの）浸透圧（等張）へ向けて上昇します。<br> | 図の④：水分再吸収が減少し、濃い溶液（高張液）が血漿に入ります。飲水により低下した（薄く、低張になった）血漿浸透圧は、飲水前の正常な（ベースラインの）浸透圧（等張）へ向けて上昇します。<br> | ||
再吸収で濃い溶液（高張液）が尿細管から出るため、残る液の浸透圧は低下し（薄く、低張になり）ます。水分再吸収も減少するため、尿細管に残る水分は増加します。つまり尿は薄く、多量になります。 | 再吸収で濃い溶液（高張液）が尿細管から出るため、残る液の浸透圧は低下し（薄く、低張になり）ます。水分再吸収も減少するため、尿細管に残る水分は増加します。つまり尿は薄く、多量になります。 | ||
2022年6月28日 (火) 16:44時点における最新版
| 飲水により血漿浸透圧が低下すると、負のフィードバックは、尿細管からの水分再吸収を減少させる。 |
飲水前（ベースライン）では恒常性が保たれていて、水分再吸収の血漿浸透圧低下作用は適度な強さであり、血漿浸透圧と尿浸透圧は正常（等張）、尿量も正常であるとしましょう。
図の①：飲水により水分が血漿へ入るため、血漿浸透圧が低下し（薄く、低張になり）ます。
図の②：これは、水分再吸収の血漿浸透圧低下作用と同じ方向です。そのため、水分再吸収の血漿浸透圧低下作用の強さは、飲水前（ベースライン）では適度でしたが、飲水により低下した（薄く、低張になった）血漿浸透圧を戻すためにはその強さでは過剰（赤）となります。負のフィードバックによる調節が必要です。
図の③：水分再吸収の血漿浸透圧低下作用が飲水前（ベースライン）の強さでは過剰（赤）なので、負のフィードバックが水分再吸収を減少（青）させます。
図の④：水分再吸収が減少し、濃い溶液（高張液）が血漿に入ります。飲水により低下した（薄く、低張になった）血漿浸透圧は、飲水前の正常な（ベースラインの）浸透圧（等張）へ向けて上昇します。
再吸収で濃い溶液（高張液）が尿細管から出るため、残る液の浸透圧は低下し（薄く、低張になり）ます。水分再吸収も減少するため、尿細管に残る水分は増加します。つまり尿は薄く、多量になります。
Challenge Quiz
飲水により血漿浸透圧が低下すると、負のフィードバックは、尿細管からの水分再吸収を 増加 減少 させる。
飲水すると血漿浸透圧は 上昇 低下 する。これは、腎臓/尿細管からの水分再吸収の血漿浸透圧 上昇 低下 作用と 同じ 逆の 方向であり、負のフィードバックは尿細管からの水分再吸収を 増加 減少 させる。これは、血漿浸透圧を(等張へ向けて) 上昇 低下 させる。
飲水により水分が血漿 へ入る から出る ため、血漿浸透圧は 上昇 低下 する。これは、水分再吸収の血漿浸透圧低下作用と 同じ 逆の 方向である。つまり、水分再吸収の血漿浸透圧低下作用の強さは、飲水前（ベースライン）では 過剰 適度 不足 だったが、飲水して 上昇 低下 した血漿浸透圧を戻すためにはその強さでは 過剰 適度 不足 となる。そのため、負のフィードバックが、尿細管からの水分再吸収を 増加 減少 させ、これにより 濃い 薄い 溶液が血漿に入る。飲水により 上昇 低下 していた血漿浸透圧は飲水前の正常な（ベースラインの）浸透圧（等張） へ向けて から離れて 上昇 低下 する。再吸収で 濃い 薄い 溶液が尿細管から出るため、残る液の浸透圧は 上昇 低下 する。水分再吸収も 増加 減少 するため、尿細管に残る水分は 増加 減少 する。つまり尿は 濃く 薄く 、 多量 少量 になる。