「神経系/末梢神経系/脳神経/第Ⅸ脳神経」の版間の差分
編集の要約なし |
編集の要約なし |
||
(同じ利用者による、間の14版が非表示) | |||
1行目: | 1行目: | ||
{{Point| | {{Point|舌咽神経(第Ⅸ脳神経)は唾液腺への副交感、咽頭の触覚・痛覚・温度覚、舌後1/3の味覚、嚥下運動、頸動脈小体(酸素受容器)、頸動脈洞(血圧受容器)の神経である。}} | ||
[[ファイル:Cranial09.jpg|671px]] | [[ファイル:Cranial09.jpg|671px]] | ||
<br style="clear:both;" /> | <br style="clear:both;" /> | ||
唾液腺の分泌は舌咽神経(第Ⅸ脳神経)だけではなく、顔面神経(第Ⅶ脳神経)の働きでもあります。<br> | 唾液腺の分泌は舌咽神経(第Ⅸ脳神経)だけではなく、顔面神経(第Ⅶ脳神経)の働きでもあります。<br> | ||
ノドがヒリヒリするなどの(口の奥付近である)咽頭の触覚・痛覚・温度覚の神経は舌咽神経(第Ⅸ脳神経)です。(首の高さのノドである)喉頭の触覚・痛覚・温度覚は迷走神経(第Ⅹ脳神経)の働きです。<br> | |||
舌の前方2/3の味覚は第VII脳神経(顔面神経)により、後1/3の味覚は第IX脳神経(舌咽神経)により、喉頭の味覚は第X脳神経(迷走神経)により伝えられます。<br> | |||
嚥下運動は舌咽神経(第Ⅸ脳神経)だけではなく、迷走神経(第Ⅹ脳神経)の働きでもあります。<br> | 嚥下運動は舌咽神経(第Ⅸ脳神経)だけではなく、迷走神経(第Ⅹ脳神経)の働きでもあります。<br> | ||
頸動脈は脳の栄養血管のひとつであり、酸素不足であれば頸動脈小体の酸素受容器が発火し、舌咽神経(第Ⅸ脳神経)で脳に伝えられます。また、血圧上昇すると頸動脈洞の血圧受容器が発火し、舌咽神経(第Ⅸ脳神経)で脳に伝えられます。<br> | 頸動脈は脳の栄養血管のひとつであり、酸素不足であれば頸動脈小体の酸素受容器が発火し、舌咽神経(第Ⅸ脳神経)で脳に伝えられます。また、血圧上昇すると頸動脈洞の血圧受容器が発火し、舌咽神経(第Ⅸ脳神経)で脳に伝えられます。<br> | ||
11行目: | 11行目: | ||
<GIFT> | <GIFT> | ||
//LEVEL:2 | //LEVEL:2 | ||
舌咽神経の機能は{=唾液腺の分泌~舌前2/3の味覚~=舌後1/3の味覚~喉頭の味覚~口腔の触覚・痛覚・温度覚~=咽頭の触覚・痛覚・温度覚~喉頭の触覚・痛覚・温度覚~=頸動脈洞(血圧受容器)、頸動脈小体(酸素受容器)~胸腹部臓器への副交感神経~胸腹部臓器の受容器~=嚥下筋~舌筋~発声の筋}である。 | |||
舌咽神経の機能は{=唾液腺の分泌~=舌後1/3の味覚~= | |||
//LEVEL:1 | |||
舌咽神経の機能は{=唾液腺の分泌~舌前2/3の味覚~=舌後1/3の味覚~喉頭の味覚~口腔の触覚・痛覚・温度覚~=咽頭の触覚・痛覚・温度覚~喉頭の触覚・痛覚・温度覚~=頸動脈洞(血圧受容器)、頸動脈小体(酸素受容器)~胸腹部臓器への副交感神経~胸腹部臓器の受容器~=嚥下筋~舌筋~発声の筋}である。 | |||
[[画像:CranialNervesBasicTableJpn.jpg|none|300px]] | |||
//LEVEL:2 | //LEVEL:2 | ||
舌咽神経は第{~I~II~III~IV~V~VI~VII~VIII~=IX~X~XI~XII}脳神経である。 | 舌咽神経は第{~I~II~III~IV~V~VI~VII~VIII~=IX~X~XI~XII}脳神経である。 | ||
//LEVEL:1 | |||
舌咽神経は第{~I~II~III~IV~V~VI~VII~VIII~=IX~X~XI~XII}脳神経である。 | |||
[[画像:CranialNervesBasicTableJpn.jpg|none|300px]] | |||
//LEVEL:4 | //LEVEL:4 | ||
舌咽神経の機能は{~嗅覚~ | 舌咽神経の機能は{~嗅覚~上部鼻腔の触覚・痛覚・温度覚~下部鼻腔の触覚・痛覚・温度覚~視覚~角膜、結膜の触覚・痛覚・温度覚~鼻、目、額周辺の顔面の触覚・痛覚・温度覚~上顎顔面の触覚・痛覚・温度覚~下顎顔面の触覚・痛覚・温度覚~縮瞳筋~散瞳筋~毛様体(遠近調節)~涙腺への副交感神経~眼球の外転筋~上斜筋~外転筋・上斜筋以外の動眼筋~上眼瞼拳筋~(上眼瞼拳筋以外の)表情筋~胸鎖乳突筋~僧帽筋~咀嚼筋~=嚥下筋~発声の筋~舌筋~=唾液腺への副交感神経~舌前2/3の味覚~=舌後1/3の味覚~喉頭の味覚~上部口腔の触覚・痛覚・温度覚~下部口腔の触覚・痛覚・温度覚~=咽頭の触覚・痛覚・温度覚~喉頭の触覚・痛覚・温度覚~聴覚~(重力含む)直線加速度~(回転など)角加速度~=頸動脈洞(血圧受容器)、頸動脈小体(酸素受容器)~胸腹部臓器の受容器~胸腹部臓器への副交感神経}である。 | ||
</GIFT> | </GIFT> |
2024年7月10日 (水) 17:02時点における最新版
舌咽神経(第Ⅸ脳神経)は唾液腺への副交感、咽頭の触覚・痛覚・温度覚、舌後1/3の味覚、嚥下運動、頸動脈小体(酸素受容器)、頸動脈洞(血圧受容器)の神経である。 |
唾液腺の分泌は舌咽神経(第Ⅸ脳神経)だけではなく、顔面神経(第Ⅶ脳神経)の働きでもあります。
ノドがヒリヒリするなどの(口の奥付近である)咽頭の触覚・痛覚・温度覚の神経は舌咽神経(第Ⅸ脳神経)です。(首の高さのノドである)喉頭の触覚・痛覚・温度覚は迷走神経(第Ⅹ脳神経)の働きです。
舌の前方2/3の味覚は第VII脳神経(顔面神経)により、後1/3の味覚は第IX脳神経(舌咽神経)により、喉頭の味覚は第X脳神経(迷走神経)により伝えられます。
嚥下運動は舌咽神経(第Ⅸ脳神経)だけではなく、迷走神経(第Ⅹ脳神経)の働きでもあります。
頸動脈は脳の栄養血管のひとつであり、酸素不足であれば頸動脈小体の酸素受容器が発火し、舌咽神経(第Ⅸ脳神経)で脳に伝えられます。また、血圧上昇すると頸動脈洞の血圧受容器が発火し、舌咽神経(第Ⅸ脳神経)で脳に伝えられます。
Challenge Quiz
舌咽神経の機能は 唾液腺の分泌 舌前2/3の味覚 舌後1/3の味覚 喉頭の味覚 口腔の触覚・痛覚・温度覚 咽頭の触覚・痛覚・温度覚 喉頭の触覚・痛覚・温度覚 頸動脈洞(血圧受容器)、頸動脈小体(酸素受容器) 胸腹部臓器への副交感神経 胸腹部臓器の受容器 嚥下筋 舌筋 発声の筋 である。
舌咽神経の機能は 唾液腺の分泌 舌前2/3の味覚 舌後1/3の味覚 喉頭の味覚 口腔の触覚・痛覚・温度覚 咽頭の触覚・痛覚・温度覚 喉頭の触覚・痛覚・温度覚 頸動脈洞(血圧受容器)、頸動脈小体(酸素受容器) 胸腹部臓器への副交感神経 胸腹部臓器の受容器 嚥下筋 舌筋 発声の筋 である。
舌咽神経は第 I II III IV V VI VII VIII IX X XI XII 脳神経である。
舌咽神経は第 I II III IV V VI VII VIII IX X XI XII 脳神経である。
舌咽神経の機能は 嗅覚 上部鼻腔の触覚・痛覚・温度覚 下部鼻腔の触覚・痛覚・温度覚 視覚 角膜、結膜の触覚・痛覚・温度覚 鼻、目、額周辺の顔面の触覚・痛覚・温度覚 上顎顔面の触覚・痛覚・温度覚 下顎顔面の触覚・痛覚・温度覚 縮瞳筋 散瞳筋 毛様体(遠近調節) 涙腺への副交感神経 眼球の外転筋 上斜筋 外転筋・上斜筋以外の動眼筋 上眼瞼拳筋 (上眼瞼拳筋以外の)表情筋 胸鎖乳突筋 僧帽筋 咀嚼筋 嚥下筋 発声の筋 舌筋 唾液腺への副交感神経 舌前2/3の味覚 舌後1/3の味覚 喉頭の味覚 上部口腔の触覚・痛覚・温度覚 下部口腔の触覚・痛覚・温度覚 咽頭の触覚・痛覚・温度覚 喉頭の触覚・痛覚・温度覚 聴覚 (重力含む)直線加速度 (回転など)角加速度 頸動脈洞(血圧受容器)、頸動脈小体(酸素受容器) 胸腹部臓器の受容器 胸腹部臓器への副交感神経 である。