「養護教諭/神経系/検査②:脳神経系の機能」の版間の差分

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'''【髄膜刺激症状の検査】'''<br>
脳神経は、12対の末梢神経であり、嗅ぐ、見る、表情をつくる、食べる、味わう、聞く、離すなど日常生活に欠かせない機能を持ちます。<br>
脳神経系の多くは脳幹に由来することから、生命維持において重要な脳幹の異常を早期に発見するためにも重要です。<br>
脳神経系12対を評価する主なものとして以下が挙げられます。<br>
 
'''【脳神経12対の評価】'''<br>
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嗅覚の検査をするときには、片方ずつ鼻を塞いで検査する。{=○~✕}
 
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嗅覚障害が両側性の場合には嗅神経の異常の可能性がある。{○~=✕}
 
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嗅神経が障害される原因として、髄膜腫や前頭蓋骨骨折、脳震盪などの頭部外傷などが考えられる。{=○~✕}
 
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視野狭窄がある場合、原因として網膜剥離や脳血管障害が考えられる。{=○~✕}
 
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光を当てた方の瞳孔が縮瞳することを間接反射という。{○~=✕}
 
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動眼神経が障害されると、障害側では対光反射が直接反射・間接反射とも消失する。{=○~✕}
 
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輻輳反射とは、近くを見るといわゆる寄り目になることを言う。{=○~✕}
 
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調節反射とは、近くを見るときに起こる瞳孔の縮小現象のことを言う。{=○~✕}
 
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正面を見ているときに眼が固定していても、脇を見たときにピクピク揺れている場合は注視眼振ありと判断する。{=○~✕}
 
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カバーテストを行い、片眼をおおったとき、おおっていない眼に動きがみられる場合には斜位が疑われる。{○~=✕}
 
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カバー・アンカバーテストを行い、おおいを取ったとき、おおいを取られた眼に動きがみられる場合には斜視が疑われる。{○~=✕}
 
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睫毛反射が起こらない場合には、中枢神経障害が疑われる。{=○~✕}
 
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両眼を強く閉じたとき、睫毛の隠れ方に左右差がみられた場合には、原因として顔面神経麻痺が疑われる。{=○~✕}


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カーテン徴候がみられる場合には、舌咽神経と迷走神経の障害が疑われる。{=○~✕}


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2020年6月23日 (火) 19:02時点における最新版

脳神経は、12対の末梢神経であり、嗅ぐ、見る、表情をつくる、食べる、味わう、聞く、離すなど日常生活に欠かせない機能を持ちます。
脳神経系の多くは脳幹に由来することから、生命維持において重要な脳幹の異常を早期に発見するためにも重要です。
脳神経系12対を評価する主なものとして以下が挙げられます。

【脳神経12対の評価】

表-神経系-検査2-脳神経12対の評価.jpg



【動画】嗅覚:↑【動画】嗅覚


【動画】視野:↑【動画】視野


【動画】対光反射:↑【動画】対光反射


【動画】輻輳反射:↑【動画】輻輳反射


【動画】調節反射:↑【動画】調節反射


【動画】眼球運動:↑【動画】眼球運動


【動画】カバーテスト:↑【動画】カバーテスト


【動画】カバー・アンカバーテスト:↑【動画】カバー・アンカバーテスト


【動画】交代カバーテスト:↑【動画】交代カバーテスト


【動画】聴力テスト:↑【動画】聴力テスト


【動画】咬筋・側頭筋:↑【動画】咬筋・側頭筋


【動画】睫毛反射:↑【動画】睫毛反射


【動画】口角挙上:↑【動画】口角挙上


【動画】睫毛徴候:↑【動画】睫毛徴候


【動画】カーテン徴候:↑【動画】カーテン徴候


【動画】肩挙上試験:↑【動画】肩挙上試験


【動画】舌の偏位:↑【動画】舌の偏位



Challenge Quiz

1.

嗅覚の検査をするときには、片方ずつ鼻を塞いで検査する。

2.

嗅覚障害が両側性の場合には嗅神経の異常の可能性がある。

3.

嗅神経が障害される原因として、髄膜腫や前頭蓋骨骨折、脳震盪などの頭部外傷などが考えられる。

4.

視野狭窄がある場合、原因として網膜剥離や脳血管障害が考えられる。

5.

光を当てた方の瞳孔が縮瞳することを間接反射という。

6.

動眼神経が障害されると、障害側では対光反射が直接反射・間接反射とも消失する。

7.

輻輳反射とは、近くを見るといわゆる寄り目になることを言う。

8.

調節反射とは、近くを見るときに起こる瞳孔の縮小現象のことを言う。

9.

正面を見ているときに眼が固定していても、脇を見たときにピクピク揺れている場合は注視眼振ありと判断する。

10.

カバーテストを行い、片眼をおおったとき、おおっていない眼に動きがみられる場合には斜位が疑われる。

11.

カバー・アンカバーテストを行い、おおいを取ったとき、おおいを取られた眼に動きがみられる場合には斜視が疑われる。

12.

睫毛反射が起こらない場合には、中枢神経障害が疑われる。

13.

両眼を強く閉じたとき、睫毛の隠れ方に左右差がみられた場合には、原因として顔面神経麻痺が疑われる。

14.

カーテン徴候がみられる場合には、舌咽神経と迷走神経の障害が疑われる。