「血液・骨髄・リンパ系/防御システム・白血球/イントロ/体内の非自己に対する画一的な防御システム」の版間の差分

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{{Point|人の体内に侵入したバイ菌は、非自己と識別され、種類が違っても同様に好中球に貪食される。}}
{{Point|人の体内に侵入した細菌は、非自己と識別され、種類が違っても同様に好中球に貪食される。}}
[[メディア:01849.mp4|動画と音声での説明]]
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血液中の好中球(という白血球)は体内で「非自己!」と認識した細胞、物質を<strong><font color="#ff0000">貪食</font></strong>します。貪食とは、細胞内に取り込んで消化してしまう作用です。
血液中の好中球(という白血球)は体内で「バイ菌国からだから非自己」と認識した細胞、物質を<strong><font color="#ff0000">貪食</font></strong>します。貪食とは、細胞内に取り込んで消化してしまう作用です。


これも皮膚と同様、非自己(異物)であれば、相手を特定しない、画一的な(どの非自己でも同じ)対応です。「画一的」「相手を特定しない」とは、好中球は箱型細菌を非自己と識別して貪食するのであり、「箱型細菌と言う非自己」と識別しているわけではない、ということです。チューブ型細菌も「非自己!」と識別されて、同様に貪食されます。「[http://life-science-edu.net/wiki/血液・骨髄・リンパ系/防御システム・白血球/はじめに はじめに]」の第2レベル「体内の非自己に対する画一的な防御システム」です。
これも皮膚(の角質層)と同様、非自己(異物)であれば、相手を特定しない、画一的な(どの非自己でも同じ)対応です。「画一的」「相手を特定しない」とは、好中球は箱型細菌を「バイ菌国からだから非自己」と識別して貪食するのであり、「箱型細菌と言う非自己」と識別しているわけではない、ということです。棒型ウィルスも「バイ菌国からだから非自己」と識別されて、同様に貪食されます。「[http://life-science-edu.net/wiki/血液・骨髄・リンパ系/防御システム・白血球/はじめに はじめに]」の第2レベルです。


たとえ話:好中球は箱型細菌の、細菌国発行のパスポートの表紙だけを見るのです。パスポートの中を見ないので箱型細菌と特定せずに、非自己と識別して攻撃するわけです。好中球のチューブ型細菌に対する攻撃も同様です。
たとえ話:好中球は箱型細菌の、バイ菌国発行のパスポートの表紙だけを見るのです。パスポートの内容を見ないので箱型細菌と特定できずに、「バイ菌国からだから非自己」と識別して攻撃するわけです。好中球の棒型ウィルスに対する攻撃も同様です。
 
体内の非自己に対する画一的な防御が自然免疫、非特異的免疫です。
<br style="clear:both;" />
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{{QuizTitle}}
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<GIFT>
<GIFT>
//LEVEL:2  
//LEVEL:2  
//RAND
好中球による貪食は、非自己(異物)に対する{~特異的(獲得、適応)~=非特異的(自然)}免疫である。
//LEVEL:2
//RAND
好中球による貪食は、非自己(異物)に対する{~固有の(相手を特定した、相手ごとに対応が異なる、「特異的」な)~=画一的な(相手を特定しない、どの相手にも同様に対応する、「非特異的」な)}防御である。
//LEVEL:1
//RAND  
//RAND  
好中球による貪食は、非自己(異物)に対する{~固有の(相手を特定した、相手ごとに対応が異なる、「特異的」な)~=画一的な(相手を特定しない、どの相手にも同様に対応する、「非特異的」な)}防御である。  
好中球による貪食は、非自己(異物)に対する{~固有の(相手を特定した、相手ごとに対応が異なる、「特異的」な)~=画一的な(相手を特定しない、どの相手にも同様に対応する、「非特異的」な)}防御である。  
[[画像:LymphocytesIntroTable-Jpn.jpg|590px]]


//LEVEL:4  
//LEVEL:4  
//RAND  
//RAND  
好中球は、「箱型細菌」と「チューブ型細菌」とに対して、{=同様に防御する~かなり異なった防御をする}。  
好中球は、「箱型細菌」と「棒型ウィルス」とに対して、{=同様に防御する~かなり異なった防御をする}。  
</GIFT>
</GIFT>

2023年7月20日 (木) 17:40時点における最新版

POINT!

動画と音声での説明

01643.jpg

血液中の好中球(という白血球)は体内で「バイ菌国からだから非自己」と認識した細胞、物質を貪食します。貪食とは、細胞内に取り込んで消化してしまう作用です。

これも皮膚(の角質層)と同様、非自己(異物)であれば、相手を特定しない、画一的な(どの非自己でも同じ)対応です。「画一的」「相手を特定しない」とは、好中球は箱型細菌を「バイ菌国からだから非自己」と識別して貪食するのであり、「箱型細菌と言う非自己」と識別しているわけではない、ということです。棒型ウィルスも「バイ菌国からだから非自己」と識別されて、同様に貪食されます。「はじめに」の第2レベルです。

たとえ話:好中球は箱型細菌の、バイ菌国発行のパスポートの表紙だけを見るのです。パスポートの内容を見ないので箱型細菌と特定できずに、「バイ菌国からだから非自己」と識別して攻撃するわけです。好中球の棒型ウィルスに対する攻撃も同様です。

体内の非自己に対する画一的な防御が自然免疫、非特異的免疫です。

Challenge Quiz

1.

好中球による貪食は、非自己(異物)に対する 特異的(獲得、適応) 非特異的(自然) 免疫である。

2.

好中球による貪食は、非自己(異物)に対する 固有の(相手を特定した、相手ごとに対応が異なる、「特異的」な) 画一的な(相手を特定しない、どの相手にも同様に対応する、「非特異的」な) 防御である。

3.

好中球による貪食は、非自己(異物)に対する 固有の(相手を特定した、相手ごとに対応が異なる、「特異的」な) 画一的な(相手を特定しない、どの相手にも同様に対応する、「非特異的」な) 防御である。

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4.

好中球は、「箱型細菌」と「棒型ウィルス」とに対して、 同様に防御する かなり異なった防御をする