「内分泌系/下垂体前葉ホルモン、その1/糖質コルチコイド(副腎皮質ホルモン)/位置づけ」の版間の差分

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副腎は、左右の腎臓の上端に接して一対存在し、薄く三角形の小器官です。副腎は、髄質と皮質に分けられます。
副腎は、左右の腎臓の上端に接して一対存在し、薄く三角形の小器官です。副腎は、髄質と皮質に分けられます。


副腎皮質から生成、内分泌されるホルモンは、糖質コルチコイド(コルチゾール、コルチゾン)と電解質コルチコイド(アルドステロン)とに分けられます。「副腎皮質ホルモン」とは、糖質コルチコイドを意味します。
副腎皮質から生成、内分泌されるホルモンは、糖質コルチコイド(コルチゾール、コルチゾン)と電解質コルチコイド(アルドステロン)とに分けられます。「副腎皮質ホルモン」とは、糖質コルチコイドを意味します。


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糖質コルチコイド(副腎皮質ホルモン)の分泌調節のパターンは、下垂体前葉、その1に分類され、甲状腺ホルモンや性(腺)ホルモンと類似しています。すなわち、視床下部から副腎皮質刺激ホルモン<font color="#ff0000">放出</font>ホルモンcorticotropin-releasing hormone (CRH)が生成、内分泌され、視床下部から副腎皮質刺激ホルモン<font color="#ff0000">放出</font>ホルモンの血中濃度に依存して下垂体前葉から副腎皮質<font color="#ff0000">刺激</font>ホルモン corticotropin, adenocorticotropic hormone (ACTH) が生成、内分泌されます。さらに、副腎皮質<font color="#ff0000">刺激</font>ホルモンの血中濃度に依存して副腎皮質から副腎皮質ホルモン(糖質コルチコイド)が内分泌されます。分泌調節のフィードバックは「濃度重視型」です。
副腎皮質ホルモン、糖質コルチコイド(コルチゾール、コルチゾン)の分泌調節は「濃度重視型」です。副腎皮質ホルモンの血中濃度はモニターされていますが、副腎皮質ホルモンの作用はモニターされていません。<br>
電解質コルチコイド(アルドステロン)の分泌調節は「作用重視型」です。アルドステロンの血中濃度はモニターされていませんが、アルドステロンの作用はモニターされています。<br>


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副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)は副腎皮質からの{~アルドステロン(電解質コルチコイド)~=副腎皮質ホルモン(糖質コルチコイド)}の生成、内分泌を亢進する。
副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)は副腎皮質からの{~アルドステロン(電解質コルチコイド)~=副腎皮質ホルモン(糖質コルチコイド)}の生成、内分泌を亢進する。


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アルドステロン(電解質コルチコイド)の作用(血圧上昇)が多くなると、副腎皮質<font color="#ff0000">刺激</font>ホルモン(ACTH)の生成、内分泌は{=血圧からの負のフィードバックを受けていないのであまり変わらない~負のフィードバックで低下する~負のフィードバックで亢進する}。
アルドステロン(電解質コルチコイド)の作用(血圧上昇)が多くなると、副腎皮質<font color="#ff0000">刺激</font>ホルモン(ACTH)の生成、内分泌は{=血圧からの負のフィードバックを受けていないのであまり変わらない~負のフィードバックで低下する~負のフィードバックで亢進する}。
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副腎皮質ホルモン(糖質コルチコイド)の作用(抗炎症)が多くなると、副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)の生成、内分泌は{=抗炎症からの負のフィードバックを受けていないのであまり変わらない~負のフィードバックで低下する~負のフィードバックで亢進する}。
副腎皮質ホルモン(糖質コルチコイド)の作用(抗炎症)が多くなると、副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)の生成、内分泌は{=抗炎症からの負のフィードバックを受けていないのであまり変わらない~負のフィードバックで低下する~負のフィードバックで亢進する}。
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副腎皮質の腫瘍などにより、副腎皮質からの糖質コルチコイド(副腎皮質ホルモン)の生成、内分泌が亢進し、血中濃度が上昇した。このことにより、下垂体からの副腎皮質<font color="#ff0000">刺激</font>ホルモン(ACTH)の生成、内分泌は{~亢進~=低下}  する。
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副腎の臓器損傷などにより、副腎皮質からの糖質コルチコイド(副腎皮質ホルモン)の生成、内分泌が低下し、血中濃度が低下した。このことにより、下垂体からの副腎皮質<font color="#ff0000">刺激</font>ホルモン(ACTH)の生成、内分泌は{=亢進~低下}  する。
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2020年9月9日 (水) 09:34時点における最新版

動画と音声での説明
副腎は、左右の腎臓の上端に接して一対存在し、薄く三角形の小器官です。副腎は、髄質と皮質に分けられます。

副腎皮質から生成、内分泌されるホルモンは、糖質コルチコイド(コルチゾール、コルチゾン)と電解質コルチコイド(アルドステロン)とに分けられます。「副腎皮質ホルモン」とは、糖質コルチコイドを意味します。

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副腎皮質ホルモン、糖質コルチコイド(コルチゾール、コルチゾン)の分泌調節は「濃度重視型」です。副腎皮質ホルモンの血中濃度はモニターされていますが、副腎皮質ホルモンの作用はモニターされていません。
電解質コルチコイド(アルドステロン)の分泌調節は「作用重視型」です。アルドステロンの血中濃度はモニターされていませんが、アルドステロンの作用はモニターされています。

Challenge Quiz

1.

「電解質コルチコイド」とは 副腎皮質ホルモン(コルチゾール) アルドステロン のことである。

2.

「糖質コルチコイド(グルココルチコイド)」とは アルドステロン 副腎皮質ホルモン(コルチゾール) のことである。

3.

糖質コルチコイド(副腎皮質ホルモン)は 「ホルモン作用重視」 「ホルモン濃度重視」 型の負のフィードバックで生成、内分泌が調節されている。

4.

アルドステロン(電解質コルチコイド)は 「ホルモン作用重視」 「ホルモン濃度重視」 型の負のフィードバックで生成、内分泌が調節されている。

5.

副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)は副腎皮質からの アルドステロン(電解質コルチコイド) 副腎皮質ホルモン(糖質コルチコイド) の生成、内分泌を亢進する。

6.

アルドステロン(電解質コルチコイド)の作用(血圧上昇)が多くなると、副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)の生成、内分泌は 血圧からの負のフィードバックを受けていないのであまり変わらない 負のフィードバックで低下する 負のフィードバックで亢進する

7.

副腎皮質ホルモン(糖質コルチコイド)の作用(抗炎症)が多くなると、副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)の生成、内分泌は 抗炎症からの負のフィードバックを受けていないのであまり変わらない 負のフィードバックで低下する 負のフィードバックで亢進する

8.

副腎皮質の腫瘍などにより、副腎皮質からの糖質コルチコイド(副腎皮質ホルモン)の生成、内分泌が亢進し、血中濃度が上昇した。このことにより、下垂体からの副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)の生成、内分泌は 亢進 低下 する。

9.

副腎の臓器損傷などにより、副腎皮質からの糖質コルチコイド(副腎皮質ホルモン)の生成、内分泌が低下し、血中濃度が低下した。このことにより、下垂体からの副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)の生成、内分泌は 亢進 低下 する。