「血液・骨髄・リンパ系/防御システム・白血球/白血球/リンパ球/Bリンパ球と(体)液性免疫/不規則抗体の例:Rh式血液型/第一子出産」の版間の差分

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出産のときが来ました。
出産のときが来ました。出産の際、
 
 
出産の際、


(1)胎盤がはがれて胎児の(Rh抗原のある)赤血球が出血し、母体内に混入します。
(1)胎盤がはがれて胎児の(Rh抗原のある)赤血球が出血し、母体内に混入します。
(2)母親の免疫系は体内に入ってきた胎児赤血球表面のRh抗原を、自分の体にはないものなので、「非自己(異物)」と認識します。「Rh抗原に対する抗体(抗Rh抗体)」が生成(産生)されます。
(2)母親の免疫系は体内に入ってきた胎児赤血球表面のRh抗原を、自分の体にはないものなので、「非自己(異物)」と認識します。「Rh抗原に対する抗体(抗Rh抗体)」が生成(産生)されます。
(3)抗Rh抗体は胎児の赤血球に結合し
(3)抗Rh抗体は胎児の赤血球に結合し
(4)混入した胎児赤血球は破壊されます。
(4)混入した胎児赤血球は破壊されます。


*このことが起こるのは、Rh式血液型(-)の母親のみです。Rh式血液型(+)の母親では、多くの場合、胎児もRh(+)となりますが、胎児の赤血球表面のRh抗原はRh血液型(+)の母親に混入しても「非自己(異物)!」とは判断されないので、「Rh抗原に対する抗体」も生成されません。
*このことが起こるのは、Rh式血液型(-)の母親のみです。Rh式血液型(+)の母親では、多くの場合、胎児もRh(+)となりますが、胎児の赤血球表面のRh抗原はRh血液型(+)の母親に混入しても「非自己(異物)!」とは判断されないので、「Rh抗原に対する抗体」も生成されません。


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<GIFT>
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::チャレンジクイズ::
//LEVEL:4  
//LEVEL:4  
//RAND  
//RAND  
胎児の赤血球が母体に混入するのは、出産{~前~=時~後}である。  
胎児の赤血球が母体に混入するのは、出産{~前~=時~後}である。  


//LEVEL:4  
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//RAND  
//RAND  
Rh血液型(-)の母親にとって、Rh血液型(+)の(カワイイ我が子である)胎児の赤血球上のRh抗原は、非自己(異物)で{=ある~ない}。  
Rh血液型(-)の母親にとって、Rh血液型(+)の(カワイイ我が子である)胎児の赤血球上のRh抗原は、非自己(異物)で{=ある~ない}。  


//LEVEL:2  
//LEVEL:2  
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Rh血液型(-)の母親の免疫系は、Rh血液型(+)の胎児の赤血球上のRh抗原が混入すれば、これに対して抗体を生成{=する~しない}。  
Rh血液型(-)の母親の免疫系は、Rh血液型(+)の胎児の赤血球上のRh抗原が混入すれば、これに対して抗体を生成{=する~しない}。  


//LEVEL:1
//RAND
Rh血液型(-)の母親の免疫系は、Rh血液型(+)の胎児の赤血球上のRh抗原が混入すれば、これに対して抗体を生成{=する~しない}。
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//LEVEL:2
//RAND
Rh血液型(-)の母親の免疫系が、Rh血液型(+)の胎児の赤血球上のRh抗原に対して抗体を生成するのは、出産{~前~=後}である。


//LEVEL:1
//RAND
Rh血液型(-)の母親の免疫系が、Rh血液型(+)の胎児の赤血球上のRh抗原に対して抗体を生成するのは、出産{~前~=後}である。
[[画像:04668.jpg|none|400px]]


//LEVEL:4
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//RAND  
//RAND  
Rh血液型(-)の母親の免疫系が、Rh血液型(+)の胎児の赤血球上のRh抗原に対して抗体を生成するのは、出産{~前~=~}である。
Rh血液型(-)の母親の免疫系が、Rh抗原に対して活性化されれば、Rh血液型(+)の(カワイイ我が子である)胎児の赤血球を破壊{=し得る~し得ない}


 
//LEVEL:1
 
 
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//RAND  
//RAND  
Rh血液型(-)の母親の免疫系が、Rh抗原に対して活性化されれば、Rh血液型(+)の(カワイイ我が子である)胎児の赤血球を破壊{=し得る~し得ない}。  
Rh血液型(-)の母親の免疫系が、Rh抗原に対して活性化されれば、Rh血液型(+)の(カワイイ我が子である)胎児の赤血球を破壊{=し得る~し得ない}。
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</GIFT>
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2024年3月15日 (金) 16:00時点における最新版

動画と音声での説明

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出産のときが来ました。出産の際、

(1)胎盤がはがれて胎児の(Rh抗原のある)赤血球が出血し、母体内に混入します。 (2)母親の免疫系は体内に入ってきた胎児赤血球表面のRh抗原を、自分の体にはないものなので、「非自己(異物)」と認識します。「Rh抗原に対する抗体(抗Rh抗体)」が生成(産生)されます。 (3)抗Rh抗体は胎児の赤血球に結合し (4)混入した胎児赤血球は破壊されます。

*このことが起こるのは、Rh式血液型(-)の母親のみです。Rh式血液型(+)の母親では、多くの場合、胎児もRh(+)となりますが、胎児の赤血球表面のRh抗原はRh血液型(+)の母親に混入しても「非自己(異物)!」とは判断されないので、「Rh抗原に対する抗体」も生成されません。

Challenge Quiz

1.

胎児の赤血球が母体に混入するのは、出産 である。

2.

Rh血液型(-)の母親にとって、Rh血液型(+)の(カワイイ我が子である)胎児の赤血球上のRh抗原は、非自己(異物)で ある ない

3.

Rh血液型(-)の母親の免疫系は、Rh血液型(+)の胎児の赤血球上のRh抗原が混入すれば、これに対して抗体を生成 する しない

4.

Rh血液型(-)の母親の免疫系は、Rh血液型(+)の胎児の赤血球上のRh抗原が混入すれば、これに対して抗体を生成 する しない

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5.

Rh血液型(-)の母親の免疫系が、Rh血液型(+)の胎児の赤血球上のRh抗原に対して抗体を生成するのは、出産 である。

6.

Rh血液型(-)の母親の免疫系が、Rh血液型(+)の胎児の赤血球上のRh抗原に対して抗体を生成するのは、出産 である。

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7.

Rh血液型(-)の母親の免疫系が、Rh抗原に対して活性化されれば、Rh血液型(+)の(カワイイ我が子である)胎児の赤血球を破壊 し得る し得ない

8.

Rh血液型(-)の母親の免疫系が、Rh抗原に対して活性化されれば、Rh血液型(+)の(カワイイ我が子である)胎児の赤血球を破壊 し得る し得ない

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