「循環器系/心臓/心室の壁、筋/心電図/心電図:はじめの一歩/左室肥大」の版間の差分
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この心電図でもっともあてはまりそうな診断は{~正常 | この心電図でもっともあてはまりそうな診断は{~正常~=左室肥大}である。 | ||
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この心電図でもっともあてはまりそうな診断は{=正常 | この心電図でもっともあてはまりそうな診断は{=正常~左室肥大}である。 | ||
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左室肥大では、「心室筋脱分極中の心臓ベクトルループ」の左方向への広がりは、正常人と比べて、{=大きい | 左室肥大では、「心室筋脱分極中の心臓ベクトルループ」の左方向への広がりは、正常人と比べて、{=大きい~小さい}。 | ||
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左室肥大では、第I誘導におけるQRS波の{=陽性 | 左室肥大では、第I誘導におけるQRS波の{=陽性~陰性}の揺れは正常人と比べて、{=大きい~小さい}。 | ||
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2014年11月18日 (火) 22:15時点における最新版
POINT!
正常な人より、左室肥大に陥った人の「心室筋脱分極中の心臓ベクトルループ」は左方向への広がりが大きくなり、その結果、第I誘導におけるQRS波は、陽性の振れ、すなわちR波、が大きくなる。 |
正常と比較しながら、左室肥大を検討してみましょう。
- 左室肥大の病態とは、もともと厚かった左心室筋がさらに病的に肥大するわけです。 「心室筋脱分極中の心臓ベクトルループ」が、心室筋活動の特徴をよく反映し、「心室筋が相対的に厚い部位」、電気的活動の多い方向を向くのですから...
- 左室肥大に陥った患者さんの「心室筋脱分極中の心臓ベクトルループ」は、左方向への広がりが大きくなります。また、第I誘導の方向と極性は左方向が陽性で右方向が陰性であり、 「心室筋脱分極中の心臓ベクトルループ」が第I誘導に投射されて第I誘導のQRS波は出現するのですから...
- 左室肥大に陥った患者さんの第I誘導のQRS波は、陽性の振れが大きくなり、R波が高くなります。 ちなみに、左方向成分、すなわち、第I誘導ののR波の高さは1.1 mV(=10mm/1mVの標準的な感度では11 mm)が正常上限とみなされています。ついでに全誘導を見てみましょう。
心臓の状態 | 「心室筋脱分極中の心臓ベクトルループ」の | 実際の心電図 | |||||||
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もっとも広がる方向 | 各誘導への投射 (*もっとも特徴的な誘導) |
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左室肥大 | 左々下後 | *第I | 第I | 全誘導 |
Challenge Quiz
1.
この心電図でもっともあてはまりそうな診断は 正常 左室肥大 である。
2.
この心電図でもっともあてはまりそうな診断は 正常 左室肥大 である。
3.
左室肥大では、「心室筋脱分極中の心臓ベクトルループ」の左方向への広がりは、正常人と比べて、 大きい 小さい 。
4.
左室肥大では、第I誘導におけるQRS波の 陽性 陰性 の揺れは正常人と比べて、 大きい 小さい 。