「消化器系/栄養素の消化・吸収/脂質」の版間の差分

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[[Category:消火器系|ショウカキケイ]]
トリグリセリド(「中性脂肪」)は水に不溶性なのでそのままでは酵素があまり作用しません。そのため、胆汁中の胆汁酸によって乳化されます。そこに膵液中のリパーゼが作用し、トリグリセリドを脂肪酸とモノグリセリドとに分解します。モノグリセリドと脂肪酸とは胆汁酸の作用を受けてミセルを形成し、小腸粘膜に近づきます。上皮細胞膜を脂肪酸とモノグリセリドとは別々に通過します。これらは,上皮細胞内でトリグリセリドに再構成されます。その後,リポタンパクの膜に覆われたカイロミクロン(乳び脂粒)を形成し,リンパ管,胸管を経て静脈内に入ります。
トリグリセリド(「中性脂肪」)は水に不溶性なのでそのままでは酵素があまり作用しません。そのため、胆汁中の胆汁酸によって乳化されます。そこに膵液中のリパーゼが作用し、トリグリセリドを脂肪酸とモノグリセリドとに分解します。モノグリセリドと脂肪酸とは胆汁酸の作用を受けてミセルを形成し、小腸粘膜に近づきます。上皮細胞膜を脂肪酸とモノグリセリドとは別々に通過します。これらは,上皮細胞内でトリグリセリドに再構成されます。その後,リポタンパクの膜に覆われたカイロミクロン(乳び脂粒)を形成し,リンパ管,胸管を経て静脈内に入ります。


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::チャレンジクイズ::
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トリグリセリドの和名は{=「中性脂肪」.~乳び脂粒.~脂肪酸.~胆汁酸.~脂肪分解酵素}である。  
トリグリセリドの和名は{=「中性脂肪」~乳び脂粒~脂肪酸~胆汁酸~脂肪分解酵素}である。  
 
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カイロミクロンの和名は{~「中性脂肪」.=乳び脂粒.~脂肪酸.~胆汁酸.~脂肪分解酵素}である。  
カイロミクロンの和名は{~「中性脂肪」~=乳び脂粒~脂肪酸~胆汁酸~脂肪分解酵素}である。  
 
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リパーゼの和名は{~「中性脂肪」.~乳び脂粒.~脂肪酸.~胆汁酸.=脂肪分解酵素}である。  
リパーゼの和名は{~「中性脂肪」~乳び脂粒~脂肪酸~胆汁酸~=脂肪分解酵素}である。  
 
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「中性脂肪」の英名は{=トリグリセリド.~カイロミクロン.~リパーゼ}である.  
「中性脂肪」の英名は{=トリグリセリド~カイロミクロン~リパーゼ}である.  
 
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乳び脂粒の英名は{~トリグリセリド.=カイロミクロン.~リパーゼ}である.  
乳び脂粒の英名は{~トリグリセリド~=カイロミクロン~リパーゼ}である.  
 
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脂肪分解酵素の英名は{~トリグリセリド.~カイロミクロン.=リパーゼ}である.  
脂肪分解酵素の英名は{~トリグリセリド~カイロミクロン~=リパーゼ}である.  
 
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トリグリセリド(「中性脂肪」)は水に{~溶ける.=溶けない}.  
トリグリセリド(「中性脂肪」)は水に{~溶ける~=溶けない}.  
 
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トリグリセリドは胆汁酸で乳化されると{~グリセロールになる.~脂肪酸になる.=化学反応はしないが、リパーゼの作用を受けやすくなる.~モノグリセリドになる}。  
トリグリセリドは胆汁酸で乳化されると{~グリセロールになる~脂肪酸になる~=化学反応はしないが、リパーゼの作用を受けやすくなる~モノグリセリドになる}。  
 
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リパーゼによりトリグリセリド(「中性脂肪」)は{グリセロール.~ミセル.=脂肪酸.~リパーゼ.~カイロミクロン.=モノグリセリド.~コレステロール.~リポタンパク.~コレシストキニン.~パンクレオザイミン}の二つに分解される.  
リパーゼによりトリグリセリド(「中性脂肪」)は{~グリセロール~ミセル~=脂肪酸~リパーゼ~カイロミクロン~=モノグリセリド~コレステロール~リポタンパク~コレシストキニン~パンクレオザイミン}の二つに分解される.  
 
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{グリセロール.=脂肪酸.=モノグリセリド}はミセルを形成して吸収される.  
{~グリセロール~=脂肪酸~=モノグリセリド}はミセルを形成して吸収される.  
 
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脂肪酸は{=ミセル.~カイロミクロン}を形成して吸収される.  
脂肪酸は{=ミセル~カイロミクロン}を形成して吸収される.  
 
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モノグリセリドと脂肪酸とは吸収された後.~{~別々に代謝、貯蔵される.=トリグリセリド(「中性脂肪」)に再生される}.  
モノグリセリドと脂肪酸とは吸収された後~{~別々に代謝、貯蔵される~=トリグリセリド(「中性脂肪」)に再生される}.  
 
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腸管粘膜で再生成されたトリグリセリドは{=リポタンパクの膜に覆われて.~乳化されて}.~{~グリセロール.~ミセル.~脂肪酸.~リパーゼ.=カイロミクロン.~コレステロール.~リポタンパク.~コレシストキニン.~モノグリセリド.~パンクレオザイミン}となる.  
腸管粘膜で再生成されたトリグリセリドは{=リポタンパクの膜に覆われて~乳化されて}~{~グリセロール~ミセル~脂肪酸~リパーゼ~=カイロミクロン~コレステロール~リポタンパク~コレシストキニン~モノグリセリド~パンクレオザイミン}となる.  
 
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カイロミクロンは{~門脈.=胸管}を経て体循環に入る.  
カイロミクロンは{~門脈~=胸管}を経て体循環に入る.  
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2014年11月18日 (火) 21:47時点における最新版

トリグリセリド(「中性脂肪」)は水に不溶性なのでそのままでは酵素があまり作用しません。そのため、胆汁中の胆汁酸によって乳化されます。そこに膵液中のリパーゼが作用し、トリグリセリドを脂肪酸とモノグリセリドとに分解します。モノグリセリドと脂肪酸とは胆汁酸の作用を受けてミセルを形成し、小腸粘膜に近づきます。上皮細胞膜を脂肪酸とモノグリセリドとは別々に通過します。これらは,上皮細胞内でトリグリセリドに再構成されます。その後,リポタンパクの膜に覆われたカイロミクロン(乳び脂粒)を形成し,リンパ管,胸管を経て静脈内に入ります。


動画と音声での説明


Challenge Quiz

1.

トリグリセリドの和名は 「中性脂肪」 乳び脂粒 脂肪酸 胆汁酸 脂肪分解酵素 である。

2.

カイロミクロンの和名は 「中性脂肪」 乳び脂粒 脂肪酸 胆汁酸 脂肪分解酵素 である。

3.

リパーゼの和名は 「中性脂肪」 乳び脂粒 脂肪酸 胆汁酸 脂肪分解酵素 である。

4.

「中性脂肪」の英名は トリグリセリド カイロミクロン リパーゼ である.

5.

乳び脂粒の英名は トリグリセリド カイロミクロン リパーゼ である.

6.

脂肪分解酵素の英名は トリグリセリド カイロミクロン リパーゼ である.

7.

トリグリセリド(「中性脂肪」)は水に 溶ける 溶けない .

8.

トリグリセリドは胆汁酸で乳化されると グリセロールになる 脂肪酸になる 化学反応はしないが、リパーゼの作用を受けやすくなる モノグリセリドになる

9.

リパーゼによりトリグリセリド(「中性脂肪」)は グリセロール ミセル 脂肪酸 リパーゼ カイロミクロン モノグリセリド コレステロール リポタンパク コレシストキニン パンクレオザイミン の二つに分解される.

10.

グリセロール 脂肪酸 モノグリセリド はミセルを形成して吸収される.

11.

脂肪酸は ミセル カイロミクロン を形成して吸収される.

12.

モノグリセリドと脂肪酸とは吸収された後~ 別々に代謝、貯蔵される トリグリセリド(「中性脂肪」)に再生される .

13.

腸管粘膜で再生成されたトリグリセリドは リポタンパクの膜に覆われて 乳化されて ~ グリセロール ミセル 脂肪酸 リパーゼ カイロミクロン コレステロール リポタンパク コレシストキニン モノグリセリド パンクレオザイミン となる.

14.

カイロミクロンは 門脈 胸管 を経て体循環に入る.