「循環器系/血管/血圧/動脈の弾性/正常な動脈」の版間の差分

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[[Category:循環器系|ジュンカンキケイ]]
{{Point|動脈の弾性により、拡張期の血圧が保たれている。}}   
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[[メディア:04430.mp4|動画と音声での説明]]
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[[ファイル:03006.jpg|left|500px]](図上段)正常な動脈壁には、輪ゴムのように、伸びて、縮む弾性があります。
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(図上段)正常な動脈壁には、輪ゴムのように、伸びて、縮む弾性があります。
 
心室が収縮して、血液が駆出されると、血圧が上昇し、動脈壁が血液により内側から押されます。(赤い外向きの縞矢印)
心室が収縮して、血液が駆出されると、血圧が上昇し、動脈壁が血液により内側から押されます。(赤い外向きの縞矢印)
動脈壁に弾性があるため、内側から押されると拡大します。この拡大により、血液が動脈を押す力は弱くなり、血圧は下がり、収縮期血圧は 115 mmHg程度になります。血圧があるので、毛細血管にも血流はあります。
動脈壁に弾性があるため、内側から押されると拡大します。この拡大により、血液が動脈を押す力は弱くなり、血圧は下がり、収縮期血圧は 115 mmHg程度になります。血圧があるので、毛細血管にも血流はあります。
 
(図下段)心室が弛緩して、血液を駆出しなくなると、血液が動脈壁を押す力は消え、<u>心臓による</u>血圧はなくなり、心臓による血流はなくなってしまいます。 しかし、伸ばされた輪ゴムは縮みます。そのため、動脈は縮小し、動脈壁が血液を圧迫(赤い内向きの縞矢印)します。これにより、血圧は 75 mmHg 程度まで上昇します。つまり、動脈の弾性のため、心臓の拡張期でも、毛細血管に血流が保たれるのです。<br style="clear:both;" />  
(図下段)心室が弛緩して、血液を駆出しなくなると、血液が動脈壁を押す力は消え、<u>心臓による</u>血圧はなくなり、心臓による血流はなくなってしまいます。 しかし、伸ばされた輪ゴムは縮みます。そのため、動脈は縮小し、動脈壁が血液を圧迫(赤い内向きの縞矢印)します。これにより、血圧は 75 mmHg 程度まで上昇します。つまり、動脈の弾性のため、心臓の拡張期でも、毛細血管に血流が保たれるのです。
[[ファイル:03005.jpg|left|340px]]収縮期血圧は心室の収縮により上昇します。一方、動脈の弾性のために、収縮期血圧は低下し、拡張期血圧は上昇する、とまとめられます。  
 
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[[ファイル:03005.jpg|alt=03005.jpg|left|400px]]収縮期血圧は心室の収縮により上昇します。一方、動脈の弾性のために、収縮期血圧は低下し、拡張期血圧は上昇する、とまとめられます。  
 
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<GIFT>
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//LEVEL:3
//LEVEL:4
//RAND  
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心臓の収縮期、{=血液が大動脈壁を押し広げる力~大動脈壁が血液を圧迫する力}は他方より強い。  
心臓の収縮期、{=血液が大動脈壁を押し広げる力~大動脈壁が血液を圧迫する力}は他方より強い。  


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心臓の収縮期、{=血液が大動脈壁を押し広げる力~大動脈壁が血液を圧迫する力}は他方より強い。
[[画像:03006.jpg|590px]]
 
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//RAND  
//RAND  
心臓の弛緩期、{~血液が大動脈壁を押し広げる力~=大動脈壁が血液を圧迫する力}は他方より強い。  
心臓の弛緩期、{~血液が大動脈壁を押し広げる力~=大動脈壁が血液を圧迫する力}は他方より強い。  


//LEVEL:3  
//LEVEL:3
//RAND  
//RAND  
心臓の収縮期、動脈は弾性のために、{=拡張~縮小}する。
心臓の弛緩期、{~血液が大動脈壁を押し広げる力~=大動脈壁が血液を圧迫する力}は他方より強い。
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//RAND  
//RAND  
心臓の拡張期、動脈は弾性のために、{~拡張~=縮小}する。  
心臓の収縮期、動脈は弾性のために、{=拡張~縮小}し、収縮期(上の、最高)血圧は{=低下~上昇}する。
 
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//RAND
心臓の収縮期、動脈は弾性のために、{=拡張~縮小}し、収縮期(上の、最高)血圧は{=低下~上昇}する。
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//LEVEL:2  
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//RAND  
//RAND  
動脈の弾性のために、収縮期(上の、最高)血圧は{=低下~上昇}する。  
心臓の拡張期、動脈は弾性のために、{~拡張~=縮小}し、拡張期(下の、最低)血圧は{~低下~=上昇}する。  


//LEVEL:2
//LEVEL:1
//RAND  
//RAND  
動脈の弾性のために、拡張期(下の、最低)血圧は{~低下~=上昇}する。  
心臓の拡張期、動脈は弾性のために、{~拡張~=縮小}し、拡張期(下の、最低)血圧は{~低下~=上昇}する。
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</GIFT>
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2024年9月9日 (月) 13:22時点における最新版

POINT!

動画と音声での説明

03006.jpg

(図上段)正常な動脈壁には、輪ゴムのように、伸びて、縮む弾性があります。

心室が収縮して、血液が駆出されると、血圧が上昇し、動脈壁が血液により内側から押されます。(赤い外向きの縞矢印) 動脈壁に弾性があるため、内側から押されると拡大します。この拡大により、血液が動脈を押す力は弱くなり、血圧は下がり、収縮期血圧は 115 mmHg程度になります。血圧があるので、毛細血管にも血流はあります。 (図下段)心室が弛緩して、血液を駆出しなくなると、血液が動脈壁を押す力は消え、心臓による血圧はなくなり、心臓による血流はなくなってしまいます。 しかし、伸ばされた輪ゴムは縮みます。そのため、動脈は縮小し、動脈壁が血液を圧迫(赤い内向きの縞矢印)します。これにより、血圧は 75 mmHg 程度まで上昇します。つまり、動脈の弾性のため、心臓の拡張期でも、毛細血管に血流が保たれるのです。

03005.jpg

収縮期血圧は心室の収縮により上昇します。一方、動脈の弾性のために、収縮期血圧は低下し、拡張期血圧は上昇する、とまとめられます。


Challenge Quiz

1.

心臓の収縮期、 血液が大動脈壁を押し広げる力 大動脈壁が血液を圧迫する力 は他方より強い。

2.

心臓の収縮期、 血液が大動脈壁を押し広げる力 大動脈壁が血液を圧迫する力 は他方より強い。

/wiki/images/thumb/6/6f/03006.jpg/590px-03006.jpg
3.

心臓の弛緩期、 血液が大動脈壁を押し広げる力 大動脈壁が血液を圧迫する力 は他方より強い。

4.

心臓の弛緩期、 血液が大動脈壁を押し広げる力 大動脈壁が血液を圧迫する力 は他方より強い。

/wiki/images/thumb/6/6f/03006.jpg/590px-03006.jpg
5.

心臓の収縮期、動脈は弾性のために、 拡張 縮小 し、収縮期(上の、最高)血圧は 低下 上昇 する。

6.

心臓の収縮期、動脈は弾性のために、 拡張 縮小 し、収縮期(上の、最高)血圧は 低下 上昇 する。

/wiki/images/thumb/6/6f/03006.jpg/590px-03006.jpg
7.

心臓の拡張期、動脈は弾性のために、 拡張 縮小 し、拡張期(下の、最低)血圧は 低下 上昇 する。

8.

心臓の拡張期、動脈は弾性のために、 拡張 縮小 し、拡張期(下の、最低)血圧は 低下 上昇 する。

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