「電解質と体液/pH調節/アシドーシス、アルカローシス/肺による代償」の版間の差分
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{{Point|アシドーシス（による酸血症）では肺は（正常であれば）代償のために機能が亢進して、正常値へ向けてH<sup>+</sup>を減少（pHを上昇）させる。<br> | {{Point|アシドーシス（による酸血症）では肺は（正常であれば）代償のために機能が亢進して、正常値へ向けてH<sup>+</sup>を減少（pHを上昇）させる。<br> | ||
アルカローシス（によるアルカリ血症）では肺は（正常であれば）代償のために機能が低下して、正常値へ向けてH<sup>+</sup>を増加（pHを低下）させる。}} | アルカローシス（によるアルカリ血症）では肺は（正常であれば）代償のために機能が低下して、正常値へ向けてH<sup>+</sup>を増加（pHを低下）させる。}} | ||
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[[ファイル:PHcompensationAcidemiaBaseline-Jpn.jpg|left|500px]]アシドーシス（による酸血症）ではH<sup>+</sup>が増加しています。 | [[ファイル:PHcompensationAcidemiaBaseline-Jpn.jpg|left|500px]]アシドーシス（による酸血症）ではH<sup>+</sup>が増加しています。 | ||
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[[ファイル:PHcompensationAcidemiaLung-Jpn.jpg|left|500px]] | [[ファイル:PHcompensationAcidemiaLung-Jpn.jpg|left|500px]]これに対して肺は（正常であれば）代償のために機能が亢進します。<br> | ||
H<sup>+</sup>は重炭酸緩衝系のH<sup>+</sup>→CO<sub>2</sub>方向の反応により、CO<sub>2</sub>に変換できるわけですから、肺の機能亢進により、より多くのCO<sub>2</sub>を排出するということは、より多くのH<sup>+</sup>を排出することになるわけです。<br> | |||
これは増加していたH<sup>+</sup>を正常へ向けて減少させます。 | |||
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これは減少していたH<sup>+</sup>を正常へ向けて増加させます。 | |||
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アシドーシス（による酸血症）ではH<sup>+</sup>が{=増加~減少}している。これに対して肺は（正常であれば）代償のために機能が{=亢進~低下}して、H<sup>+</sup>を正常へ向けて{~増加~=減少}させる。 | アシドーシス（による酸血症）ではH<sup>+</sup>が{=増加~減少}している。これに対して肺は（正常であれば）代償のために機能が{=亢進~低下}して、H<sup>+</sup>を正常へ向けて{~増加~=減少}させる。 | ||
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アシドーシス（による酸血症）ではH<sup>+</sup>が{=増加~減少}している。これに対して肺は（正常であれば）代償のために機能が{=亢進~低下}して、H<sup>+</sup>を正常へ向けて{~増加~=減少}させる。 | |||
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アルカローシス（によるアルカリ血症）ではH<sup>+</sup>が{~増加~=減少}している。これに対して肺は（正常であれば）代償のために機能が{亢進~=低下}して、H<sup>+</sup>を正常へ向けて{=増加~減少}させる。 | |||
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アルカローシス（によるアルカリ血症）ではH<sup>+</sup>が{~増加~=減少}している。これに対して肺は（正常であれば）代償のために機能が{亢進~=低下}して、H<sup>+</sup>を正常へ向けて{=増加~減少}させる。 | アルカローシス（によるアルカリ血症）ではH<sup>+</sup>が{~増加~=減少}している。これに対して肺は（正常であれば）代償のために機能が{亢進~=低下}して、H<sup>+</sup>を正常へ向けて{=増加~減少}させる。 | ||
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2024年6月17日 (月) 16:00時点における最新版
POINT!
| アシドーシス（による酸血症）では肺は（正常であれば）代償のために機能が亢進して、正常値へ向けてH+を減少（pHを上昇）させる。 アルカローシス（によるアルカリ血症）では肺は（正常であれば）代償のために機能が低下して、正常値へ向けてH+を増加（pHを低下）させる。 |
アシドーシス（による酸血症）ではH+が増加しています。
これに対して肺は（正常であれば）代償のために機能が亢進します。
H+は重炭酸緩衝系のH+→CO2方向の反応により、CO2に変換できるわけですから、肺の機能亢進により、より多くのCO2を排出するということは、より多くのH+を排出することになるわけです。
これは増加していたH+を正常へ向けて減少させます。
アルカローシス（によるアルカリ血症）ではH+が減少しています。
これに対して肺は（正常であれば）代償のために機能が低下します。
H+は重炭酸緩衝系のH+←CO2方向の反応により、CO2から生成できるわけですから、肺の機能低下により、より少ないCO2を排出するということは、より多くのH+を生成することになるわけです。
これは減少していたH+を正常へ向けて増加させます。
Challenge Quiz
1.
アシドーシス（による酸血症）ではH+が 増加 減少 している。これに対して肺は（正常であれば）代償のために機能が 亢進 低下 して、H+を正常へ向けて 増加 減少 させる。
2.
アシドーシス（による酸血症）ではH+が 増加 減少 している。これに対して肺は（正常であれば）代償のために機能が 亢進 低下 して、H+を正常へ向けて 増加 減少 させる。
3.
アルカローシス（によるアルカリ血症）ではH+が 増加 減少 している。これに対して肺は（正常であれば）代償のために機能が 亢進 低下 して、H+を正常へ向けて 増加 減少 させる。
4.
アルカローシス（によるアルカリ血症）ではH+が 増加 減少 している。これに対して肺は（正常であれば）代償のために機能が 亢進 低下 して、H+を正常へ向けて 増加 減少 させる。