「泌尿器系/腎臓/老廃物の排泄/クレアチニン・クリアランスとは」の版間の差分
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すなわち、9時00分から9時01分の間、血漿(中の水分)100 mLからクレアチニンが運び出され、キレイになったことがわかります。 | すなわち、9時00分から9時01分の間、血漿(中の水分)100 mLからクレアチニンが運び出され、キレイになったことがわかります。 | ||
2023年2月7日 (火) 13:35時点における版
では、同じ考え方を腎臓に置き換えてみましょう。
家 | 体 | |
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よごれている所 | 部屋 | 血漿中の水分 |
よごしているモノ | ゴミ | クレアチニン |
よごれを運び出す媒体 | ゴミ箱 | 尿 |
と置き換えてみましょう。血漿(中の水分)という体の中のお部屋にクレアチニンというゴミあり、よごれているわけです。よごれはお掃除してキレイにしなければなりません。そのため、尿と言うゴミ箱に入れてよごれを運び出(排泄)しています。
家 | 体 | |
---|---|---|
よごれ具合 | ゴミ:5個/部屋1 m 2 | クレアチニン:1 mg/血漿100 mL |
(1分間で)よごれ運び出し量 | (ゴミ箱内の)ゴミ:5個 | (尿中の)クレアチニン:1 mg |
実際のよごれ具合(=血漿のクレアチニン濃度)はクレアチニン1 mg/血漿100 mL程度であり、よごれの運び出し量は(1分間で)クレアチニン1 mg程度です。
9時00分に血漿のよごれ具合がクレアチニン10 μg/血漿1 mLとします。
(1分間での)1,000 μgのクレアチニンが尿と言うゴミ箱に運び出されました。
この図では、クレアチニンが運び出された(キレイになった)血漿は他の血漿と混ざらないで1カ所に集まっている、ことが想定されています。当然、循環系としては実際とは異なりますが、腎臓の機能としては正確に端的に示されています。
家 | 体 | |
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何・クリアランス | ゴミ・クリアランス | クレアチニン・クリアランス |
(1分間で)よごれが 運び出されて キレイになった所の広さ |
(1分間で)ゴミが 運び出されて キレイになった部屋の広さ | (1分間で)クレアチニンが 排泄されて キレイになった血漿(中の水分)の体積 |
(1分間で)運び出された よごれが 占めていた所の広さ |
(1分間で)運び出された ゴミが 占めていた部屋の広さ | (1分間で)排泄された クレアチニンが 占めていた血漿(中の水分)の体積 |
(1分間での)クリアランス | 部屋1 m 2 | 血漿(中の水分)100 mL |
すなわち、9時00分から9時01分の間、血漿(中の水分)100 mLからクレアチニンが運び出され、キレイになったことがわかります。
クリアランスとは「運び出されたよごれが占めていた所の広さ」ですので、「クレアチニン・クリアランス」とは、腎臓が運び出(排泄)したクレアチニンが占めていた血漿(中の水分)の体積であり、これが(1分間で)100 mLだったのです。
Challenge Quiz
クレアチニン・クリアランスの正常値は、おおよそ100 mL/分である。単位のmLは 血漿 尿(中の水分) の体積である。
クレアチニン・クリアランスは、低値であるほど、腎機能は 良い 悪い 。
血漿クレアチニン濃度は、低値であるほど、腎機能は 良い 悪い 。
血漿クレアチニン濃度は、高値であるほど、クレアチニン・クリアランスは 小さい 大きい 。
尿中クレアチニン排泄が多いほど、クレアチニン・クリアランスは 小さい 大きい 。