「概論/遺伝/Rh式血液型/受精Rh+-Rh+-」の版間の差分
ナビゲーションに移動
検索に移動
編集の要約なし |
編集の要約なし |
||
1行目: | 1行目: | ||
{{Point|受精卵はRh遺伝子の座がある1番(常)染色体を、1本は父親から、もう1本は母親から受け継いでいる。}} | {{Point|受精卵はRh遺伝子の座がある1番(常)染色体を、1本は父親から、もう1本は母親から受け継いでいる。}} | ||
[[ファイル:概論-遺伝-Rh式血液型-受精Rh+-+-.jpg|none|650px]] | [[ファイル:概論-遺伝-Rh式血液型-受精Rh+-+-.jpg|none|650px]] | ||
<br> | <br> | ||
Rh遺伝子型が+/-の男性の精子は、1/2の確率で座にRh遺伝子が含まれている(図では青色の)第1染色体を含んでいます。また、1/2の確率で座にRh遺伝子が含まれていない(図では緑色の)第1染色体を含んでいます。まったく同様に、Rh遺伝子型が+/-の女性の卵子は、1/2の確率で座にRh遺伝子が含まれている(図ではオレンジ色の)第1染色体を含んでいます。また、1/2の確率で座にRh遺伝子が含まれていない(図ではピンク色の)第1染色体を含んでいます(既述)。 | Rh遺伝子型が+/-の男性の精子は、1/2の確率で座にRh遺伝子が含まれている(図では青色の)第1染色体を含んでいます。また、1/2の確率で座にRh遺伝子が含まれていない(図では緑色の)第1染色体を含んでいます。まったく同様に、Rh遺伝子型が+/-の女性の卵子は、1/2の確率で座にRh遺伝子が含まれている(図ではオレンジ色の)第1染色体を含んでいます。また、1/2の確率で座にRh遺伝子が含まれていない(図ではピンク色の)第1染色体を含んでいます(既述)。 | ||
受精卵(すなわち、妊娠、出産が無事に経過すれば、子供)は... | 受精卵(すなわち、妊娠、出産が無事に経過すれば、子供)は... | ||
<table border="1"><tr> | <table border="1"><tr> | ||
<td valign="top">1/4の確率で、<br>座にRh遺伝子が入っている(図では青色の)第1染色体を父親から受け継ぎ、座にRh遺伝子が含まれている(図ではオレンジ色の)第1染色体を母親から受け継ぐ(図に向かって左上の子供)。 </td> | <td valign="top">1/4の確率で、<br>座にRh遺伝子が入っている(図では青色の)第1染色体を父親から受け継ぎ、座にRh遺伝子が含まれている(図ではオレンジ色の)第1染色体を母親から受け継ぐ(図に向かって左上の子供)。 </td> |
2021年11月24日 (水) 06:19時点における版
POINT!
受精卵はRh遺伝子の座がある1番(常)染色体を、1本は父親から、もう1本は母親から受け継いでいる。 |
Rh遺伝子型が+/-の男性の精子は、1/2の確率で座にRh遺伝子が含まれている(図では青色の)第1染色体を含んでいます。また、1/2の確率で座にRh遺伝子が含まれていない(図では緑色の)第1染色体を含んでいます。まったく同様に、Rh遺伝子型が+/-の女性の卵子は、1/2の確率で座にRh遺伝子が含まれている(図ではオレンジ色の)第1染色体を含んでいます。また、1/2の確率で座にRh遺伝子が含まれていない(図ではピンク色の)第1染色体を含んでいます(既述)。
受精卵(すなわち、妊娠、出産が無事に経過すれば、子供)は...
1/4の確率で、 座にRh遺伝子が入っている(図では青色の)第1染色体を父親から受け継ぎ、座にRh遺伝子が含まれている(図ではオレンジ色の)第1染色体を母親から受け継ぐ(図に向かって左上の子供)。 |
1/4の確率で、 座にRh遺伝子が入っている(図では青色の)第1染色体を父親から受け継ぎ、座にRh遺伝子が含まれていない(図ではピンク色の)第1染色体を母親から受け継ぐ(図に向かって右上の子供)。 |
1/4の確率で、 座にRh遺伝子が入っていない(図では緑色の)第1染色体を父親から受け継ぎ、座にRh遺伝子が含まれている(図ではオレンジ色の)第1染色体を母親から受け継ぐ(図に向かって左下の子供)。 |
1/4の確率で、 座にRh遺伝子が入っていない(図では緑色の)第1染色体を父親から受け継ぎ、座にRh遺伝子が含まれていない(図ではピンク色の)第1染色体を母親から受け継ぐ(図に向かって右下の子供)。 |
それぞれの子供の形質は...
1/4の確率で、 Rh遺伝子が入っている第1染色体とRh遺伝子が入っている第1染色体とを受け継いだのだから、性染色体の組み合わせ(男児、女児)に関係なくRh遺伝子型+/+ となる(図に向かって左上の子供)。Rh式血液型は(+)。 | 1/4の確率で、 Rh遺伝子が入っている第1染色体とRh遺伝子が入っていない第1染色体とを受け継いだのだから、性染色体の組み合わせ(男児、女児)に関係なくRh遺伝子型+/- となる(図に向かって右上の子供)。Rh式血液型は(+)。 |
1/4の確率で、 Rh遺伝子が入っていない第1染色体とRh遺伝子が入っている第1染色体とを受け継いだのだから、性染色体の組み合わせ(男児、女児)に関係なくRh遺伝子型+/- となる(図に向かって左下の子供)。Rh式血液型は(+)。 | 1/4の確率で、 Rh遺伝子が入っていない第1染色体とRh遺伝子が入っていない第1染色体とを受け継いだのだから、 性染色体の組み合わせ(男児、女児)に関係なくRh遺伝子型-/- となる(図に向かって右下の子供)。Rh式血液型は(-)。 |
Rh遺伝子、その座、第1染色体に関する遺伝の組み合わせを検討する際、前記のような図を(毎回は)描くわけには行きません。左図のようにすれば、要点はまとめられます。
Challenge Quiz
1.
両親のRh式血液型の遺伝子型が+/-型と+/-型の場合、受精卵の遺伝子型が+/+型である確率は 0 1/46 1/23 1/4 1/2 3/4 22/23 1 である。
2.
両親のRh式血液型の遺伝子型が+/-型と+/-型の場合、受精卵の遺伝子型が+/-型である確率は 0 1/46 1/23 1/4 1/2 3/4 22/23 1 である。
3.
両親のRh式血液型の遺伝子型が+/-型と+/-型の場合、受精卵の遺伝子型が-/-型である確率は 0 1/46 1/23 1/4 1/2 3/4 22/23 1 である。