「電解質と体液/pH調節/アシドーシス、アルカローシス/肺による代償」の版間の差分
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H<sup>+</sup>は重炭酸緩衝系のH<sup>+</sup>→CO<sub>2</sub>方向の反応により、CO<sub>2</sub>に変換できるわけですから、肺の機能亢進により、より多くのCO<sub>2</sub>を排出するということは、より多くのH<sup>+</sup>を排出することになるわけです。<br> | |||
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これは増加していたH<sup>+</sup>を正常へ向けて減少させます。 | |||
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2021年2月8日 (月) 00:12時点における版
POINT!
アシドーシス(による酸血症)では肺は(正常であれば)代償のために機能が亢進して、正常値へ向けてH+を減少(pHを上昇)させる。 アルカローシス(によるアルカリ血症)では肺は(正常であれば)代償のために機能が低下して、正常値へ向けてH+を増加(pHを低下)させる。 |
アシドーシス(による酸血症)ではH+が増加しています。
これに対して肺は(正常であれば)代償のために機能が亢進します。
H+は重炭酸緩衝系のH+→CO2方向の反応により、CO2に変換できるわけですから、肺の機能亢進により、より多くのCO2を排出するということは、より多くのH+を排出することになるわけです。
これは増加していたH+を正常へ向けて減少させます。
アルカローシス(によるアルカリ血症)ではH+が減少しています。
Challenge Quiz
1.
アシドーシス(による酸血症)ではH+が 増加 減少 している。これに対して肺は(正常であれば)代償のために機能が 亢進 低下 して、H+を正常へ向けて 増加 減少 させる。
2.
アルカローシス(によるアルカリ血症)ではH+が 増加 減少 している。これに対して肺は(正常であれば)代償のために機能が 亢進 低下 して、H+を正常へ向けて 増加 減少 させる。