内分泌系/下垂体があまり関与しないホルモン/カルシトニン・副甲状腺ホルモン(パラソルモン)/副甲状腺ホルモン(パラソルモン)/分泌調節

POINT!

低カルシウム血症ではパラソルモンの生成・内分泌は亢進する。逆に、高カルシウム血症ではパラソルモンの生成・内分泌は抑制される。

動画と音声での説明

これは、ホルモンの作用を重視した「作用重視型」調節です。

パラソルモンの分泌調節

	パラソルモン
	作用	生成・内分泌・血中濃度
高カルシウム血症	同じ方向 （過剰）	抑制 （低下）
低カルシウム血症	逆の方向 （不足）	亢進 （上昇）

高カルシウム血症は、血中カルシウム濃度上昇作用のある副甲状腺ホルモン（パラソルモン）にとっては、作用と同じ方向のため、作用が過剰な状態です。この際、負のフィードバック調節の一般論に従い、副甲状腺ホルモン（パラソルモン）の生成・内分泌・血中濃度は抑制（低下）します。

低カルシウム血症は、血中カルシウム濃度上昇作用のある副甲状腺ホルモン（パラソルモン）にとっては、作用と逆の方向のため、作用が不足している状態です。この際、負のフィードバック調節の一般論に従い、副甲状腺ホルモン（パラソルモン）の生成・内分泌・血中濃度は亢進（上昇）します。

Challenge Quiz

1.

副甲状腺ホルモン(パラソルモン)の分泌は、 「作用重視型」 「濃度重視型」  正解!調節を受けている。

2.

高カルシウム血症は、血中カルシウム濃度の 上昇 低下  正解!作用のある副甲状腺ホルモン(パラソルモン)にとっては、作用と 同じ 逆の  正解!方向のため、負のフィードバック調節の一般論に従い、副甲状腺ホルモン(パラソルモン)の生成・内分泌・血中濃度は 亢進（上昇） 抑制（低下）  正解!する。

3.

低カルシウム血症は、血中カルシウム濃度の 上昇 低下  正解!作用のある副甲状腺ホルモン(パラソルモン)にとっては、作用が 同じ 逆の  正解!方向のため、負のフィードバック調節の一般論に従い、副甲状腺ホルモン(パラソルモン)の生成・内分泌・血中濃度は 亢進（上昇） 抑制（低下）  正解!する。

4.

高 低  正解!カルシウム血症は副甲状腺ホルモン(パラソルモン)の生成・内分泌・血中濃度を亢進（上昇）させる。

5.

高 低  正解!カルシウム血症は副甲状腺ホルモン(パラソルモン)の生成・内分泌・血中濃度を抑制（低下）させる。