「概論/負のフィードバックによる調節/正常に機能している負のフィードバック調節のまとめ」の版間の差分
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「原因」が「結果」を促進します。 排気ガスが2つ出るエンジン回転で、平地ではちょうどいい(セットポイントの)80 km/hrのスピードで走れるとしましょう。 | 「原因」が「結果」を促進します。 排気ガスが2つ出るエンジン回転で、平地ではちょうどいい(セットポイントの)80 km/hrのスピードで走れるとしましょう。 | ||
'''<ins>促進性のノイズに対する調節(右上)</ins>''' | '''<ins>促進性のノイズに対する調節(右上)</ins>''' | ||
[[メディア:03633.jpg|促進性のノイズが入りますと、セットポイントよりも「結果」が多くなってしまいます。]] | [[メディア:03633.jpg|促進性のノイズが入りますと、セットポイントよりも「結果」が多くなってしまいます。]] | ||
[[メディア:03634.jpg|調節するため、 負のフィードバックでは、「結果」を促進する「原因」を減少させます。 この調節により、「結果」はちょうどいい(セットポイントの)レベルへ向けて減少します。このような調節が人体で起これば生理的である、と言います。]] | |||
'''<ins>抑制性のノイズに対する調節(左下)</ins>''' | |||
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[[メディア:03635.jpg|抑制性のノイズが入りますと、セットポイントよりも「結果」が少なくなってしまいます。]] | [[メディア:03635.jpg|抑制性のノイズが入りますと、セットポイントよりも「結果」が少なくなってしまいます。]] | ||
[[メディア:03636.jpg|調節するため、 負のフィードバックでは、「結果」を促進する「原因」を増加させます。 この調節により、「結果」はちょうどいい(セットポイントの)レベルへ向けて増大します。 これは人体でおこれば生理的です。]] | [[メディア:03636.jpg|調節するため、 負のフィードバックでは、「結果」を促進する「原因」を増加させます。 この調節により、「結果」はちょうどいい(セットポイントの)レベルへ向けて増大します。 これは人体でおこれば生理的です。]] | ||
'''<ins>文字中心の図(右下)</ins>''' | '''<ins>文字中心の図(右下)</ins>''' | ||
このように、「原因」が「結果」を促進している(つまり、「原因」が多いときは「結果」も多くなり、逆に、「原因」が少ないときには「結果」も少なくなる)システムにおいて、 [[概論/負のフィードバックによる調節/「ノイズ」/促進性のノイズに対する負のフィードバック調節|促進性の「ノイズ」のために「結果」が多すぎるとき、「結果」を促進する「原因」を少なくし、]] 逆に、 [[概論/負のフィードバックによる調節/「ノイズ」/抑制性のノイズに対する負のフィードバック調節|抑制性の「ノイズ」のために「結果」が少なすぎるときは、「結果」を促進している「原因」を多くする]] ことで、「結果」をセットポイントに安定させる調節方式を負のフィードバックと言います。 | |||
このように、「原因」が「結果」を促進している(つまり、「原因」が多いときは「結果」も多くなり、逆に、「原因」が少ないときには「結果」も少なくなる)システムにおいて、 [[促進性のノイズに対する負のフィードバック調節| | |||
スピード(上昇)=「結果」がモニターされて、エンジンの回転=「原因」に負のフィードバックをかけている、と表現されます。 | スピード(上昇)=「結果」がモニターされて、エンジンの回転=「原因」に負のフィードバックをかけている、と表現されます。 | ||
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負のフィードバックシステムでは、「ノイズ」により「結果」がセットポイントより {~多すぎる | 負のフィードバックシステムでは、「ノイズ」により「結果」がセットポイントより {~多すぎる~=少なすぎる} とき、その「結果」を促進する「原因」を増大させる。 | ||
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負のフィードバックシステムでは、 {=「結果」 | 負のフィードバックシステムでは、 {=「結果」~「原因」} が安定する。 | ||
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2020年6月4日 (木) 10:10時点における最新版
負のフィードバックにより、「結果」は安定し、恒常性(ホメオスターシス)を保っている。 |
「原因」が「結果」を促進します。 排気ガスが2つ出るエンジン回転で、平地ではちょうどいい(セットポイントの)80 km/hrのスピードで走れるとしましょう。
促進性のノイズに対する調節(右上) 促進性のノイズが入りますと、セットポイントよりも「結果」が多くなってしまいます。 調節するため、 負のフィードバックでは、「結果」を促進する「原因」を減少させます。 この調節により、「結果」はちょうどいい(セットポイントの)レベルへ向けて減少します。このような調節が人体で起これば生理的である、と言います。
抑制性のノイズに対する調節(左下) 抑制性のノイズが入りますと、セットポイントよりも「結果」が少なくなってしまいます。 調節するため、 負のフィードバックでは、「結果」を促進する「原因」を増加させます。 この調節により、「結果」はちょうどいい(セットポイントの)レベルへ向けて増大します。 これは人体でおこれば生理的です。
文字中心の図(右下) このように、「原因」が「結果」を促進している(つまり、「原因」が多いときは「結果」も多くなり、逆に、「原因」が少ないときには「結果」も少なくなる)システムにおいて、 促進性の「ノイズ」のために「結果」が多すぎるとき、「結果」を促進する「原因」を少なくし、 逆に、 抑制性の「ノイズ」のために「結果」が少なすぎるときは、「結果」を促進している「原因」を多くする ことで、「結果」をセットポイントに安定させる調節方式を負のフィードバックと言います。
スピード(上昇)=「結果」がモニターされて、エンジンの回転=「原因」に負のフィードバックをかけている、と表現されます。
Challenge Quiz
負のフィードバックシステムでは、「ノイズ」により「結果」がセットポイントより 多すぎる 少なすぎる とき、その「結果」を促進する「原因」を増大させる。
負のフィードバックシステムでは、「ノイズ」により「結果」がセットポイントより 多すぎる 少なすぎる とき、その「結果」を促進する「原因」を減少させる。
負のフィードバックシステムでは、 「結果」 「原因」 が安定する。