「内分泌系/泌尿器系/バソプレッシン、抗利尿ホルモン(ADH)/飲水に対する調節」の版間の差分
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飲水すると、負のフィードバックにより、尿細管の水チャンネルは{~=減少~増加}する。 | |||
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飲水すると、負のフィードバックにより、尿細管からの水分再吸収は{~増加~=減少}する。 | |||
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2020年3月4日 (水) 09:53時点における版
飲水により血漿浸透圧が低下し、負のフィードバックによりバゾプレッシン(抗利尿ホルモン anti-diuretic hormone, ADH)の生成、内分泌、血中濃度は低下する。 |
飲水前(ベースライン)では恒常性が保たれていて、(バゾプレッシン、抗利尿ホルモン
ADHによって増加する水チャンネルを通じての)水分再吸収の血漿浸透圧低下作用は適度な強さであり、血漿浸透圧と尿浸透圧は正常(等張)、尿量も正常であるとしましょう。
図の①:飲水により水分が血漿へ入るため、血漿浸透圧が低下し(薄く、低張になり)ます。
図の②:これは、(バゾプレッシン、抗利尿ホルモン ADHによって増加する水チャンネルを通じての)水分再吸収の血漿浸透圧低下作用と同じ方向です。そのため、(バゾプレッシン、抗利尿ホルモン ADHによって増加する水チャンネルを通じての)水分再吸収の血漿浸透圧低下作用の強さは、飲水前(ベースライン)では適度でしたが、飲水により低下した(薄く、低張になった)血漿浸透圧を戻すためにはその強さでは過剰(赤)となります。負のフィードバックによる調節が必要です。
図の③:(バゾプレッシン、抗利尿ホルモン ADHによって増加する水チャンネルを通じての)水分再吸収の血漿浸透圧低下作用が飲水前(ベースライン)の強さでは過剰(赤)なので、負のフィードバックがバゾプレッシン(抗利尿ホルモン ADHの生成・内分泌・血中濃度)を低下(青)させます。
図の④:バゾプレッシン(抗利尿ホルモン ADH)の水チャンネル増加作用が減弱し、水チャンネルは減少します。これにより尿細管からの水分再吸収は減少します。
図の⑤:水分再吸収が減少し、濃い溶液(高張液)が血漿に入ります。飲水により低下した(薄く、低張になった)血漿浸透圧は、飲水前の正常な(ベースラインの)浸透圧(等張)へ向けて上昇します。
再吸収で濃い溶液(高張液)が尿細管から出るため、残る液の浸透圧は低下し(薄く、低張になり)ます。水分再吸収も減少するため、尿細管に残る水分は増加します。つまり尿は薄く、多量になります。
Challenge Quiz
飲水すると、負のフィードバックにより、バゾプレッシン(抗利尿ホルモン anti-diuretic hormone, ADH)の生成、内分泌、血中濃度は、 亢進 低下 する。
飲水すると、負のフィードバックにより、尿細管の水チャンネルは 減少 増加 する。
飲水すると、負のフィードバックにより、尿細管からの水分再吸収は 増加 減少 する。
飲水すると、負のフィードバックにより、尿量は 増加 減少 する。
飲水すると、負のフィードバックにより、尿の浸透圧は 上昇する 低下する 。
飲水すると、負のフィードバックにより、血漿浸透圧は(等張へ向けて) 上昇 低下 する。
飲水により水分が血漿 へ入る から出る ため、血漿浸透圧は 上昇 低下 する。これは、(バゾプレッシン、抗利尿ホルモン ADHによって増加する水チャンネルを通じての)水分再吸収の血漿浸透圧低下作用と 同じ 逆の 方向である。つまり、(バゾプレッシン、抗利尿ホルモン ADHによって増加する水チャンネルを通じての)水分再吸収の血漿浸透圧低下作用の強さは、飲水前(ベースライン)では 過剰 適度 不足 だったが、飲水して 上昇 低下 した血漿浸透圧を戻すためにはその強さでは 過剰 適度 不足 となる。そのため、負のフィードバックがバゾプレッシン(抗利尿ホルモン ADHの生成・内分泌・血中濃度)を 亢進 低下 させる。バゾプレッシン(抗利尿ホルモン ADH)の水チャンネル増加作用が 増強 減弱 し、水チャンネルは 増加 減少 する。これにより尿細管からの水分再吸収が 増加 減少 し、 濃い 薄い 溶液が血漿に入る。飲水により 上昇 低下 していた血漿浸透圧は飲水前の正常な(ベースラインの)浸透圧(等張) へ向けて から離れて 上昇 低下 する。再吸収で 濃い 薄い 溶液が尿細管から出るため、残る液の浸透圧は 上昇 低下 する。水分再吸収も 増加 減少 するため、尿細管に残る水分は 増加 減少 する。つまり尿は 濃く 薄く 、 多量 少量 になる。