「泌尿器系/腎臓/尿細管/水分再吸収/発汗に対する調節」の版間の差分
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2020年2月14日 (金) 16:52時点における版
POINT!
発汗により血漿浸透圧が上昇すると、負のフィードバック調節により、尿細管における水分再吸収は増加する。 |
図の①:発汗により水分が血漿から出るため、血漿浸透圧が上昇し(濃く、高張になり)ます。
図の②:これは、水分再吸収の血漿浸透圧低下作用と逆の方向です。そのため、水分再吸収の血漿浸透圧低下作用の強さは、発汗前(ベースライン)では適度でしたが、発汗で上昇した(濃く、高張になった)血漿浸透圧を戻すためにはその強さでは不足(青)となります。負のフィードバックによる調節が必要です。
図の④:水分再吸収が増加し、薄い溶液(低張液)が血漿に入ります。発汗で上昇した(濃く、高張になった)血漿浸透圧は、発汗前の正常な(ベースラインの)浸透圧(等張)へ向けて低下します。
再吸収で薄い溶液(低張液)が尿細管から出るため、残る液の浸透圧は上昇し(濃く、高張になり)ます。水分再吸収も増加するため、尿細管に残る水分は減少します。つまり尿は濃く、少量になります。
Challenge Quiz
1.
発汗により血漿浸透圧が上昇すると、負のフィードバックは、尿細管における水分再吸収を 増加 減少 させる。
2.
発汗すると血漿浸透圧は 上昇 低下 する。これは、腎臓の尿細管における水分再吸収による作用(血漿浸透圧の 上昇 低下 )と 同じ 逆の 方向であり、負のフィードバックは尿細管での水分再吸収を 増加 減少 させる。これは尿量を 減少 増加 させ、尿浸透圧を 上昇 低下 させ、血漿浸透圧を(等張へ向けて) 上昇 低下 させる。