「電解質と体液/腎臓と肺、それぞれの機能低下と機能亢進/アシドーシス、アルカローシスの種類/分類」の版間の差分
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*原疾患により、血漿中のCO<sub>2</sub>が増大し、重炭酸緩衝系(H<sup>+</sup> ← CO<sub>2</sub>方向の変換)のためにH<sup>+</sup>を増大させる病態を、呼吸性アシドーシスという。 | |||
*H<sup>+</sup>が、原疾患そのものにより増大する病態を、代謝性アシドーシスいう。}} | *H<sup>+</sup>が、原疾患そのものにより増大する病態を、代謝性アシドーシスいう。}} | ||
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*原疾患により、血漿中のCO<sub>2</sub>が減少し、重炭酸緩衝系(H<sup>+</sup> → CO<sub>2</sub>方向の変換)のためにH<sup>+</sup>を減少させる病態を、呼吸性アルカローシスという。 | |||
*H<sup>+</sup>が、原疾患そのものにより減少する病態を、代謝性アルカローシスという。}} | *H<sup>+</sup>が、原疾患そのものにより減少する病態を、代謝性アルカローシスという。}} |
2016年6月8日 (水) 13:19時点における版
以上の説明により、アシドーシスにも...
- 肺の機能が低下し、動脈血中のCO2が増大し、さらに、重炭酸緩衝系(H+ ← CO2方向の変換)のためにH+を増大させるアシドーシス
- 腎臓の機能低下など、原疾患そのもののためにH+を増大させるアシドーシス
の2種類あることにお気づきでしょうか?
POINT!
*原疾患により、血漿中のCO2が増大し、重炭酸緩衝系(H+ ← CO2方向の変換)のためにH+を増大させる病態を、呼吸性アシドーシスという。 *H+が、原疾患そのものにより増大する病態を、代謝性アシドーシスいう。 |
アルカローシスも同様です。
POINT!
*原疾患により、血漿中のCO2が減少し、重炭酸緩衝系(H+ → CO2方向の変換)のためにH+を減少させる病態を、呼吸性アルカローシスという。 *H+が、原疾患そのものにより減少する病態を、代謝性アルカローシスという。 |
以上から下記の表のようにまとめられます。
原疾患 | 動脈血に 最初に起こる変化 | 重炭酸緩衝系の作用の結果,動脈血に 2次的に起こる変化 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|
H+ | CO2 | 呼び方 | 変換の 方向 | H+ | もたらすもの | |
a. 肺の 機能低下 | ↑↑ | 高CO2血症 | H+←CO2 | ↑ | 呼吸性 アシドーシス (による酸血症) | |
b. 腎臓の 機能低下 | ↑↑ | 代謝性 アシドーシス (による酸血症) | ||||
c. 肺の 機能亢進 | ↓↓ | 低CO2血症 | H+→CO2 | ↓ | 呼吸性 アルカローシス (によるアルカリ血症) | |
d. 腎臓の 機能亢進 | ↓↓ | 代謝性 アルカローシス (によるアルカリ血症) |