「概論/エネルギー代謝/主な病的代謝/乳酸の蓄積」の版間の差分
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ジョギングするとき、安静時と比べて、解糖系は{~=亢進~低下}し、クエン酸(クレブス、TCA)回路、電子伝達系(ならびに共役したATP合成酵素)は{~=亢進~低下}する。 | |||
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2016年3月17日 (木) 11:34時点における版
POINT!
解糖系が亢進し過ぎると、乳酸が蓄積する |
これが安静時の代謝の様子です。
中等度の運動では、このように代謝が亢進します。
解糖からのATPも、クレブス回路からのATPも、ATP合成酵素からのATPも活発に生成されています。
しかし、さらに激しい運動のためにより多くのATPが必要とされる場合、クエン酸(クレブス、TCA)回路も、電子伝達系も、あまり増産することはできません。
細いチューブで描いてある通り、酵素が弱く「頭打ち」になりやすいのです。
そのため、解糖系だけが亢進します。
増加したピルビン酸も、水素原子も、「頭打ち」のクエン酸(クレブス、TCA)回路、電子伝達系によって処理できません。そのため、両者は結合して乳酸になります。
Challenge Quiz
1.
ジョギングするとき、安静時と比べて、解糖系は 亢進 低下 し、クエン酸(クレブス、TCA)回路、電子伝達系(ならびに共役したATP合成酵素)は 亢進 低下 する。
2.
ATPが短時間に大量に必要なときに急激に亢進する代謝経路は、主に 解糖系 クエン酸(クレブス、TCA)回路 電子伝達系(ならびに共役したATP合成酵素) β-酸化 である。
3.
激しい運動をするとき、中等度の運動と比べて、解糖系は 著しく亢進し 低下し あまり変わらず(「頭打ち」となり) 、クエン酸(クレブス、TCA)回路、電子伝達系(ならびに共役したATP合成酵素)は 著しく亢進する 低下する あまり変わらない(「頭打ち」となる) 。
4.
糖の嫌気的代謝が亢進し、好気的代謝があまり変わらない(「頭打ち」)状態では、主に CO2 ケトン体 ADP 乳酸 脂肪酸 が細胞内に増加する。