「概論/エネルギー代謝/少し詳しい情報/ATP生成の種類」の版間の差分

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[[Category:概論|ガイロン]]
[[ファイル:03105.jpg|left|400px]]<strong>基質レベルのリン酸化反応</strong>」とは、解糖系(左図)やTCA回路において、ある基質が分解する際に放出されるエネルギーがATP生成に取り込まれる反応方式です。
ATPは解糖系、クレブス回路、電子伝達系によるH<sup>+</sup>(プロトン)の濃度勾配で生成されます。生成の方法が異なり、
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解糖系、クレブス回路では<strong>基質レベルのリン酸化反応</strong>
 
電子伝達系によるH<sup>+</sup>(プロトン)の濃度勾配では<strong>酸化的リン酸化反応</strong>
 
 
です。
 
 
「基質レベルのリン酸化反応」とは、解糖系やTCA回路において、ある基質が分解する際に放出されるエネルギーがATP生成に取り込まれる反応方式です。「酸化的リン酸化反応」とは、電子伝達系によるH<sup>+</sup>(プロトン)の濃度勾配に基づいたATP生成方式です。電子伝達系ではCoQ、シトクロームなどの物質が酸化、還元を繰り返しながらH<sup>+</sup>(プロトン)の濃度勾配を形成して行きます。
 


[[ファイル:energy metabolism summary6.jpg|left|671px]]
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「<strong>酸化的リン酸化反応</strong>」とは、電子伝達系によるH<sup>+</sup>(プロトン)の濃度勾配に基づいたATP合成酵素によるATP合成方式です。


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::チャレンジクイズ::
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2016年3月9日 (水) 20:13時点における最新版

03105.jpg

基質レベルのリン酸化反応」とは、解糖系(左図)やTCA回路において、ある基質が分解する際に放出されるエネルギーがATP生成に取り込まれる反応方式です。


Energy metabolism summary6.jpg


酸化的リン酸化反応」とは、電子伝達系によるH+(プロトン)の濃度勾配に基づいたATP合成酵素によるATP合成方式です。

Challenge Quiz

1.

解糖系では 基質レベルのリン酸化反応 酸化的リン酸化反応 によりATPが生成されている。

2.

クレブス(TCA)回路では 基質レベルのリン酸化反応 酸化的リン酸化反応 によりATPが生成されている。

3.

電子伝達系によるH+(プロトン)の濃度勾配では 基質レベルのリン酸化反応 酸化的リン酸化反応 によりATPが生成されている。

4.

解糖系 クレブス(TCA)回路 電子伝達系によるH+(プロトン)の濃度勾配 では基質レベルのリン酸化反応によりATPが生成されている。

5.

解糖系 クレブス(TCA)回路 電子伝達系によるH+(プロトン)の濃度勾配 では酸化的リン酸化反応によりATPが生成されている。