「消化器系/膵臓/膵液」の版間の差分

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[[Category:消化器系|ショウカキケイ]]
{{Point|膵液には、胃液の強酸を中和する作用と、消化液としての作用とがある。}}
{{Point|膵液には、胃液の強酸を中和する作用と、消化液としての作用とがある。}}
腸液は一日約3,000mlも分泌されています。


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腸液は一日約3,000mlも分泌されています。


1) 膵液はHCO<sub>3</sub><sup>-</sup>(重炭酸イオン)を大量に含みアルカリ性であるため、胃酸に含まれる強酸(H<sup>+</sup>)を中和します。
1) 膵液はHCO<sub>3</sub><sup>-</sup>(重炭酸イオン)を大量に含みアルカリ性であるため、胃酸に含まれる強酸(H<sup>+</sup>)を中和します。
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2-1)  [http://life-science-edu.net/wiki/消化器系/入門/消化器系臓器/膵臓/膵液による糖質の消化 糖質の消化]:アミラーゼ  
2-1)  [http://life-science-edu.net/wiki/消化器系/入門/消化器系臓器/膵臓/膵液による糖質の消化 糖質の消化]:アミラーゼ  


2-2)  [http://life-science-edu.net/wiki/消化器系/入門/消化器系臓器/膵臓/膵液によるたんぱく質の消化 たんぱく質の消化]:トリプシノーゲン・キモトリプシノーゲンが外分泌され、 [http://life-science-edu.net/wiki/消化器系/小腸/腸粘膜 小腸粘膜] 内のエンテロキナーゼにより、それぞれトリプシン、キモトリプシンとなり、タンパク質をペプチドに消化します。
2-2)  [http://life-science-edu.net/wiki/消化器系/入門/消化器系臓器/膵臓/膵液によるたんぱく質の消化 たんぱく質の消化]:膵臓由来のトリプシン、キモトリプシンとなり、タンパク質をペプチドに消化します。


2-3) [http://life-science-edu.net/wiki/消化器系/入門/消化器系臓器/膵臓/膵液による脂質の消化 脂質の消化]:リパーゼによりトリグリセリドをグリセロールと脂肪酸とに消化。  
2-3) [http://life-science-edu.net/wiki/消化器系/入門/消化器系臓器/膵臓/膵液による脂質の消化 脂質の消化]:リパーゼによりトリグリセリドをグリセロールと脂肪酸とに消化。  
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トリプシノーゲン・キモトリプシノーゲンは{~唾液~胃液~=膵液~腸液~胆汁}に含まれ、活性化された後{~糖質~脂質~=タンパク質~核酸}を消化する。  
トリプシン・キモトリプシンは{~唾液~胃液~=膵液~腸液~胆汁}に由来し{~糖質~脂質~=タンパク質~核酸}を消化する。  


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//RAND  
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胃液の酸性は膵液の{=HCO<sub>3</sub><sup>-</sup>(重炭酸イオン)~アミラーゼ~トリプシノーゲン・キモトリプシノーゲン~リパーゼ}によって中和される。  
胃液の酸性は膵液の{=HCO<sub>3</sub><sup>-</sup>(重炭酸イオン)~アミラーゼ~トリプシン・キモトリプシン~リパーゼ}によって中和される。  


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2015年10月30日 (金) 22:15時点における版

POINT!

腸液は一日約3,000mlも分泌されています。

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1) 膵液はHCO3-(重炭酸イオン)を大量に含みアルカリ性であるため、胃酸に含まれる強酸(H+)を中和します。

2-1)  糖質の消化:アミラーゼ

2-2)  たんぱく質の消化:膵臓由来のトリプシン、キモトリプシンとなり、タンパク質をペプチドに消化します。

2-3) 脂質の消化:リパーゼによりトリグリセリドをグリセロールと脂肪酸とに消化。

上記は膵臓における、膵液の生成、外分泌機能です。

インスリングルカゴンとの生成、内分泌機能はランゲルハンス島で行われています。


Challenge Quiz

1.

トリプシン・キモトリプシンは 唾液 胃液 膵液 腸液 胆汁 に由来し 糖質 脂質 タンパク質 核酸 を消化する。

2.

リパーゼは 唾液 胃液 膵液 腸液 胆汁 に含まれ、 糖質 脂質 タンパク質 核酸 を消化する。

3.

アミラーゼは 糖質 脂質 タンパク質 核酸 を消化する。

4.

膵アミラーゼは唾液アミラーゼよりも作用は 強い 弱い

5.

胃液の酸性は膵液の HCO3-(重炭酸イオン) アミラーゼ トリプシン・キモトリプシン リパーゼ によって中和される。

6.

膵臓のランゲルハンス島には、 膵液の生成、外分泌機能 ホルモンの生成、内分泌機能 がある。