「概論/エネルギー代謝/主な病的代謝/乳酸の蓄積」の版間の差分

提供:一歩一歩
ナビゲーションに移動 検索に移動
編集の要約なし
編集の要約なし
2行目: 2行目:
[[メディア:乳酸.mp4|動画と音声での説明]]  
[[メディア:乳酸.mp4|動画と音声での説明]]  


[[ファイル:basicoverall.jpg|left|671px]]
[[ファイル:anaerobicatrest.jpg|left|671px]]
<br style="clear:both;" />
<br style="clear:both;" />
これが安静時の代謝の様子です。
これが安静時の代謝の様子です。

2015年10月7日 (水) 20:25時点における版

POINT!

動画と音声での説明

Anaerobicatrest.jpg


これが安静時の代謝の様子です。

乳酸1.jpg

<br style="clear:both;" / 中等度の運動では、このように代謝が亢進します。 解糖からのATPも、クレブス回路からのATPも、ATP合成酵素からのATPも活発に生成されています。

乳酸2.jpg

<br style="clear:both;" / しかし、さらに激しい運動のためにより多くのATPが必要とされる場合、クレブス回路も、電子伝達系も、あまり増産することはできません。 そのため、解糖系だけが亢進します。 しかし、増加したピルビン酸も、水素原子も、本来の代謝は「頭打ち」状態です。そのため、両者は結合して乳酸になります。

Challenge Quiz

1.

10 kmをジョギングするとき、安静時と比べて、解糖系は 亢進 低下 し、クエン酸(クレブス、TCA)回路、電子伝達系(ならびに共役したATP合成酵素)は 亢進 低下 する。

2.

ATPが短時間に大量に必要なときに急激に亢進する代謝経路は、主に 解糖系 クエン酸(クレブス、TCA)回路 電子伝達系(ならびに共役したATP合成酵素) β-酸化 である。

3.

激しい運動をするとき、中等度の運動と比べて、解糖系は 著しく亢進し 低下し あまり変わらず(「頭打ち」となり) 、クエン酸(クレブス、TCA)回路、電子伝達系(ならびに共役したATP合成酵素)は 著しく亢進する 低下する あまり変わらない(「頭打ち」となる)

4.

糖の嫌気的代謝が亢進し、好気的代謝があまり変わらない(「頭打ち」)状態では、主に CO2 ケトン体 ADP 乳酸 脂肪酸 が細胞内に増加する。