「呼吸/呼吸調節/反射・反応/化学受容器刺激による呼吸の反応/O2変動に対する反応/まとめ」の版間の差分
ナビゲーションに移動
検索に移動
編集の要約なし |
編集の要約なし |
||
(同じ利用者による、間の3版が非表示) | |||
3行目: | 3行目: | ||
[[ファイル:03620.jpg|alt=03620.jpg|left| | [[ファイル:03620.jpg|alt=03620.jpg|left|450px]] | ||
「原因」に依存して「結果」がもたらされます。つまり、「原因」が多いときは、「結果」も多くなり、「原因」が少ないときは、「結果」も少なくなるのです。 | 「原因」に依存して「結果」がもたらされます。つまり、「原因」が多いときは、「結果」も多くなり、「原因」が少ないときは、「結果」も少なくなるのです。 | ||
10行目: | 10行目: | ||
「呼吸」(換気、肺呼吸)が原因で「血中酸素(O<sub>2</sub>)濃度上昇」が結果です。「呼吸」が亢進すると、「血中O<sub>2</sub>濃度上昇」も多くなり、血中O<sub>2</sub>濃度は上昇します。逆に「呼吸」が低下すると、「血中O<sub>2</sub>濃度上昇」も少なくなり、血中O<sub>2</sub>濃度は低下します。 | |||
血中O<sub>2</sub>濃度のセットポイントはだいたい100 mmHgです。 | |||
「血中O<sub>2</sub>濃度上昇」(結果)が多い場合、すなわち、血中O<sub>2</sub>濃度が100 mmHgより高い(高O<sub>2</sub>)の場合、「呼吸」(原因)は抑制されます。 | |||
逆に、「血中O<sub>2</sub>濃度上昇」(結果)が少ない場合、すなわち、血中O<sub>2</sub>濃度が100 mmHgより低い(低O<sub>2</sub>)の場合、「呼吸」(原因)は亢進されます。 | |||
この負のフィードバックによる呼吸調節により、血中O<sub>2</sub>濃度は100 mmHgに安定しているわけです。 | |||
<br style="clear:both;" /> | <br style="clear:both;" /> | ||
26行目: | 26行目: | ||
{{QuizTitle}} | {{QuizTitle}} | ||
<GIFT> | <GIFT> | ||
//LEVEL:3 | //LEVEL:3 | ||
//RAND | //RAND | ||
酸素濃度上昇が{=促進 | 酸素濃度上昇が{=促進~抑制}されると、呼吸調節により呼吸は低下する。 | ||
//LEVEL:3 | //LEVEL:3 | ||
//RAND | //RAND | ||
酸素濃度上昇が{=抑制 | 酸素濃度上昇が{=抑制~促進}されると、呼吸調節により呼吸は亢進する。 | ||
</GIFT> | </GIFT> |
2015年6月24日 (水) 12:21時点における最新版
POINT!
酸素濃度上昇が負のフィードバックにより呼吸を調節している。 |
「原因」に依存して「結果」がもたらされます。つまり、「原因」が多いときは、「結果」も多くなり、「原因」が少ないときは、「結果」も少なくなるのです。
「結果」がセットポイントより多いときに、「結果」をもたらす「原因」を少なくし、逆に「結果」がセットポイントより少ないとき、「結果」をもたらす「原因」を多くするのです。これにより、「結果」をセットポイントに安定させる調節方式が負のフィードバックです(概論 >>負のフィードバック >>まとめ参照)。
「呼吸」(換気、肺呼吸)が原因で「血中酸素(O2)濃度上昇」が結果です。「呼吸」が亢進すると、「血中O2濃度上昇」も多くなり、血中O2濃度は上昇します。逆に「呼吸」が低下すると、「血中O2濃度上昇」も少なくなり、血中O2濃度は低下します。
血中O2濃度のセットポイントはだいたい100 mmHgです。
「血中O2濃度上昇」(結果)が多い場合、すなわち、血中O2濃度が100 mmHgより高い(高O2)の場合、「呼吸」(原因)は抑制されます。 逆に、「血中O2濃度上昇」(結果)が少ない場合、すなわち、血中O2濃度が100 mmHgより低い(低O2)の場合、「呼吸」(原因)は亢進されます。
この負のフィードバックによる呼吸調節により、血中O2濃度は100 mmHgに安定しているわけです。
Challenge Quiz
1.
酸素濃度上昇が 促進 抑制 されると、呼吸調節により呼吸は低下する。
2.
酸素濃度上昇が 抑制 促進 されると、呼吸調節により呼吸は亢進する。