「概論/エネルギー代謝/エネルギー代謝の全体像/解糖系」の版間の差分

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{{Point|ブドウ糖の嫌気的代謝(解糖)の分解産物はピルビン酸である。}}  
{{Point|ブドウ糖の嫌気的代謝(解糖)の主な分解産物はピルビン酸である。}}  


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*ブドウ糖には炭素が6個ありますが、<strong><font color="#ff0000">ピルビン酸</font></strong>は3個です。基本的にブドウ糖は<strong><font color="#ff0000">解糖系</font></strong>で2分割されるのです。そのため、1 molのブドウ糖からピルビン酸は2 mol生成します。(1/2) molのブドウ糖が、解糖により、1 molのピルビン酸に変換される、という図にしてあります。   
*ブドウ糖には炭素が6個ありますが、<strong><font color="#ff0000">ピルビン酸</font></strong>は3個です。基本的にブドウ糖は<strong><font color="#ff0000">解糖系</font></strong>で2分割されるのです。そのため、1 molのブドウ糖からピルビン酸は2 mol生成します。(1/2) molのブドウ糖が、解糖により、1 molのピルビン酸に変換される、という図にしてあります。   
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などの反応が進行します。これらは電子伝達系で<br>
などの反応が進行します。これらは電子伝達系で<br>
NADH<sub>2</sub><sup>+</sup> → NAD<sup>+</sup> + H<sub>2</sub><br>
NADH<sub>2</sub><sup>+</sup> → NAD<sup>+</sup> + H<sub>2</sub><br>
FADH<sub>2</sub> → FAD + H<sub>2</sub>となり、基本的に輸送体ですので、図示しないことにします。(以下、「概論/エネルギー代謝/エネルギー代謝の全体像/解糖系、TCA回路、電子伝達系、ATP合成酵素」で同様)<br>
FADH<sub>2</sub> → FAD + H<sub>2</sub>となります。NAD<sup>+</sup>、FADは基本的に輸送体ですので、図示しないことにします。(以下、「概論/エネルギー代謝/エネルギー代謝の全体像/解糖系、TCA回路、電子伝達系、ATP合成酵素」で同様)<br>
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2014年9月24日 (水) 10:22時点における版

POINT!
エネルギー代謝_全体像1.jpg

*ブドウ糖には炭素が6個ありますが、ピルビン酸は3個です。基本的にブドウ糖は解糖系で2分割されるのです。そのため、1 molのブドウ糖からピルビン酸は2 mol生成します。(1/2) molのブドウ糖が、解糖により、1 molのピルビン酸に変換される、という図にしてあります。

*(1/2) molのブドウ糖が解糖されると、1 molのATPと2 molの水素(イオンではなく)原子(H)とが生成されます。ここでのATP生成は「基質レベルのリン酸化反応」です。「酸化的リン酸化反応」というATP生成もあり、後述します。

注意!「水素原子(H)の生成」とは、単体のHが出てくるわけではなく、
NAD+ + H2 → NADH2+
FAD + H2 → FADH2
などの反応が進行します。これらは電子伝達系で
NADH2+ → NAD+ + H2
FADH2 → FAD + H2となります。NAD+、FADは基本的に輸送体ですので、図示しないことにします。(以下、「概論/エネルギー代謝/エネルギー代謝の全体像/解糖系、TCA回路、電子伝達系、ATP合成酵素」で同様)

Challenge Quiz

1.

ブドウ糖が、細胞内で最初に受けるエネルギー代謝は、 加水分解.解糖. クエン酸(クレブス、TCA)回路. β-酸化. ATP合成酵素. 電子伝達系 である。

解糖系とは、 ブドウ糖. 脂肪酸. アミノ酸 嫌気的代謝. 好気的代謝 である。

ブドウ糖は、嫌気的に代謝されて、ピルビン酸に なる. ならない

図の*印に適切なのは 解糖. クエン酸(クレブス、TCA)回路. 電子伝達系. ATP合成酵素 である。

/wiki/images/thumb/b/bb/%E3%82%AF%E3%82%A4%E3%82%BA%E8%A7%A3%E7%B3%96%E7%B3%BBblue.jpg/300px-%E3%82%AF%E3%82%A4%E3%82%BA%E8%A7%A3%E7%B3%96%E7%B3%BBblue.jpg

解糖系におけるATP生成は ATP合成酵素.基質レベルのリン酸化反応 である。