生化学/脂質/リポたんぱく質/アポリポたんぱく質/CⅡ/VLDL

VLDLは、肝臓で生成されます。トリグリセリドが多く、コレステロール・エステルも少し入っています。

VLDLには、CIIというアポリポたんぱく質があります。

アポリポたんぱく質CIIは、血管壁にある非活性型LPLを、活性型LPLにする役割があります。

活性型となったLPLは、加水分解により、VLDL中のトリグリセリドの一部を脂肪酸へ変え、末梢組織に運びます。トリグリセリドの一部が離れて、比重が大きくなったVLDLは、IDLとなります。

Challenge Quiz

1.

VLDLにあるアポリポたんぱく質CIIの主な作用は、 カイロミクロンのリンパ管経由の吸収を促進.血管内皮にあるリポたんぱく質リパーゼを活性化. 肝臓にあるカイロミクロンレムナント受容体が認識し、カイロミクロンレムナントの肝臓への取り込みを促進. 細胞にあるLDL受容体が認識し、LDLの細胞への取り込みを促進. HDLへのコレステロールの取り込みを促進  正解!である。

VLDLにあるアポリポたんぱく質 B48.CII. E. B100. AI  正解!によって、リポたんぱく質リパーゼ lipoprotein lipase (LPL)は活性化される。