「内分泌系/前葉ホルモン、その2/成長ホルモン」の版間の差分
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2013年5月14日 (火) 11:57時点における版
下垂体前葉において生成、内分泌されている。
成長ホルモンの主作用は骨の成長促進である。また、軟部組織を肥厚させる作用もある。
栄養素の代謝に対する影響が知られている。第一にタンパク質の合成が促進される。また、そのエネルギーを供給するため、トリグリセリドが分解され、血中の遊離脂肪酸が増加する。さらに、抗インスリン様作用のため、血糖が上昇する。
成長ホルモン分泌亢進による疾患:
先端巨大症(成長後の発症):成長ホルモンの血中濃度が高値、糖尿病を併発、軟部組織肥厚による手根管症候群(‘手がしびれる’)、踵骨と足底皮膚面の最短距離が22 mm以上(‘靴が小さくなった’)、骨の変形(前頭洞拡大、下顎骨肥大、手足の末節骨の変形、眉弓上縁肥大)、下垂体腫瘍による変化(両耳側半盲、頭痛)。 巨人症:上記すべて+高身長
32歳女性。頭痛を主訴として受診。眉弓上縁と下顎の突出および手足の肥大をみとめる。血清成長ホルモン濃度 28 ng/ml (正常5以下),血清プロラクチン24 ng/ml (正常4-15)。診断:先端巨大症
成長ホルモン分泌低下による疾患:小人症
小児: 身長<M-2SD、年間成長<M-1.5SD×2年 均整はとれている 二次性徴(+)、だが遅れることが多い 骨年齢<暦年齢×80% 検査所見:GH分泌刺激試験としてインスリン/アルギニン投与
成人:特に症状なし
Challenge Quiz
1.
成長ホルモン、甲状腺ホルモン、性(腺)ホルモンなどは、骨の 形成. 破壊 を促進する。
成長期以降に成長ホルモン分泌が亢進すると、 巨人症.先端巨大症 となる。
成長ホルモンは、 視床下部.下垂体前葉. 下垂体後葉 で生成される。
成長ホルモンは、 視床下部.下垂体前葉. 下垂体後葉 で内分泌される。