内分泌系/第3章:下垂体後葉ホルモン/バゾプレッシン、抗利尿ホルモン anti-diuretic hormone (ADH)/説明に動静脈が入っている、以前の複雑な説明/分泌調節-1のソースを表示

[[Category:内分泌系|ナイブンピケイ]]
{{Point|血しょうが高張になると、ADH (vasopressin)の分泌は亢進し、血しょうが低張になると、ADH (vasopressin)の分泌は低下する。}}

[[ファイル:00754.gif|alt=00754.gif|left|300px]]

左図は25人の被験者において、（１）絶飲（16-20時間）、（２）自由飲水、（３）体重１ｋｇあたり20 mLの水分負荷の９０分後、の３条件で血しょうの浸透圧とADH (vasopressin）濃度を測定した結果である。絶飲（16-20時間）により血しょう浸透圧が増大すると、ADHの分泌が増大し，血中濃度が上昇する（グラフ右上のデータ）。逆に飲水により血しょう浸透圧が低下すると、ADH (vasopressin)の分泌と血中濃度も低下する（グラフ左下のデータ）。 

<br style="clear: both;" />


{| border="1" 
|- 
| 　 
! 血しょう浸透圧(mosmol/kg) 
! ADH(vasopressin)(pg/ml) 
|- style="text-align:center;" 
! 絶飲（16-20時間後） 
| 292 &plusmn; 5.2 
| 5.4 &plusmn; 3.4 
|- style="text-align:center;" 
! 自由飲水 
| 287 &plusmn; 2.1 
| 2.7 &plusmn; 1.4 
|- style="text-align:center;" 
! 水分負荷 （20 mL/kg） 
| 282 &plusmn; 4.8 
| 1.4 &plusmn; 0.8 
|} 


平均値は左表のように報告されている<font size="1">（Robertson GL et al. Development and clinical application of a new method for the radioimmunoassay of arginine vasopressin in human plasma. J Clin Invest 1973; 52: 2340-2352 ）。</font>



{{QuizTitle}}
<GIFT>
::チャレンジクイズ::
//LEVEL:3 
//RAND 
血漿が{~高張.=低張}になると、視床下部からのバゾプレッシン、抗利尿ホルモン(ADH)の分泌と血中濃度は低下する。 
//LEVEL:2 
//RAND 
飲水により、血漿浸透圧が低下すると、下垂体後葉からのバゾプレッシン、バゾプレッシン、抗利尿ホルモン anti-diuretic hormone (ADH)の分泌と血中濃度は　{~増大(上昇)する.=低下する}。 
//LEVEL:2 
//RAND 
発汗により、血漿浸透圧が上昇すると、下垂体後葉からのバゾプレッシン、抗利尿ホルモン anti-diuretic hormone (ADH)の分泌と血中濃度とは、{=増大(上昇)する.~低下する}。 
//LEVEL:2 
//RAND 
血漿浸透圧が{=発汗により上昇.~飲水により低下}すると、下垂体後葉からのバゾプレッシン、抗利尿ホルモン anti-diuretic hormone (ADH)の分泌と血中濃度は増大(上昇)する。 
//LEVEL:2 
//RAND 
血漿浸透圧、295 mOsmは　{~低張.~等張.=高張}であると思われる。 
//LEVEL:3 
//RAND 
血漿浸透圧、285-290 mOsmは　{~低張.=等張.~高張}であると思われる。 
//LEVEL:3 
//RAND 
血漿浸透圧、280 mOsmは　{=低張.~等張.~高張}であると思われる。 
</GIFT>