大脳からの随意的呼吸(voluntary respiration)機能や、呼吸筋への(行動、情動、感情などの)非呼吸性調節は脳幹brainstemを抑制して行われます。
そのため、大脳皮質の障害により、脳幹brainstemにある不随意的呼吸中枢への抑制がなくなり、活性化されます。たとえば、CO2応答性は正常人と比べて3倍になる、との報告があります。この活性化のために、過換気→低CO2→無呼吸→高CO2→過換気....のようになってしまい、Cheyne-Stokes呼吸という、周期的な呼吸が出現します。
また、同じ理由により、睡眠時、中枢性睡眠時無呼吸 central sleep apneaも生じやすいです。
大脳皮質が障害されると、覚醒時にも 徐呼吸 bradypnea 中枢性睡眠時無呼吸 central sleep apnea Cheyne-Stokes呼吸 不規則呼吸 irregular breathing 失調性呼吸 ataxic breathing ビオー呼吸 Biot breathing locked-in症候群 喘ぎ呼吸 gasp 持続性吸息 apneusis が特徴的である。
大脳皮質障害時のCheyne-Stokes呼吸にCO2応答性の 亢進 低下 が一要因と考えられている。
大脳皮質が障害されると、睡眠時に 徐呼吸 bradypnea 中枢性睡眠時無呼吸 central sleep apnea Cheyne-Stokes呼吸 不規則呼吸 irregular breathing 失調性呼吸 ataxic breathing ビオー呼吸 Biot breathing locked-in症候群 喘ぎ呼吸 gasp 持続性吸息 apneusis が特徴的である。