| 跳躍伝導は、有髄神経において、電気抵抗が高く、絶縁体である髄鞘の切れ目だけに活動電位が発生する伝導様式であり、伝導速度が速い。 |
◎神経細胞膜では、1ヶ所の活動電位(のオーバーシュート)が「となり」の膜を脱分極させることで活動電位(興奮)が伝導します(前述)。
○有髄線維には、電気抵抗が高く、絶縁体である髄鞘があります。
・そのため、活動電位はどこでも発生できるわけではなく、髄鞘の切れ目だけで発生しえます。この切れ目はランビエ絞輪(こうりん)です。
・そのため、1ヶ所の活動電位が脱分極させる「となり」が遠い。
・そのため、単位時間あたりの移動距離は長い。
・すなわち、伝導速度が速い。
○無髄線維には、電気抵抗の高い髄鞘がありません。
・そのため、活動電位はどこでも発生できます。
・そのため、1ヶ所の活動電位が脱分極させる「となり」が近い。
・そのため、単位時間あたりの移動距離は短い。
・すなわち、伝導速度が遅い。