減数分裂では、相同染色体が、それぞれ別々の細胞に受け継がれる。2本ある性染色体も、それぞれ別々の細胞に受け継がれる。これにより、染色体数が半分の生殖細胞(精子、卵子)ができる。 |
上の白い細胞は、減数分裂前の細胞です。22対の相同染色体と性染色体2本とがあります。たとえば、1番の染色体は、(図では、オレンジ色とピンク色との)2本あります。減数分裂では、相同染色体が、 それぞれ別々の細胞に受け継がれます。たとえば、オレンジ色の1番染色体とピンク色の1番染色体とは、異なる細胞へ受け継がれます。
減数分裂の結果、染色体数は半減します。このような分裂は、生殖細胞(精子・卵子)の形成過程にみられます。完成した生殖細胞には、1本だけ1番染色体が含まれます。それがピンク色であるかオレンジ色であるかは、1/2の確率なのです。2番染色体、3番、4番 ・・・・・ 性染色体に関しても同様であり、2の23乗(約840万)通りの組み合わせがあります。
注意! 上記の説明は卵(精)原細胞から1次卵(精)母細胞、2次卵(精)母細胞、卵(精)子への第1分裂、第2分裂の結果を総括しています。1回の減数分裂で上記のようになるわけではありません。